石川町のお好み焼ころんぶすの250円「ニコマルランチ」が人気

「お好み焼ころんぶす」石川町北口駅前店店長の長袋雷治さん

「お好み焼ころんぶす」石川町北口駅前店店長の長袋雷治さん

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 「お好み焼ころんぶす」石川町北口駅前店(横浜市中区松影町1、TEL 045-633-2748)が、ランチメニューとして250円で提供している「ニコマルランチ」が人気を呼んでいる。

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 250円ランチは、1食250円で提供する格安のメニューで、石川町北口駅前店では4月よりスタート。毎日100食前後が出るほどの好評を得ている。

 メニューは、「あつあつうどん」、「ごろごろ具沢山カレーライス」、「バカウマ 本格チャーハン」の定番のほか、「具体的に大人気のうな玉丼」、「トマトチキン丼」、「ころんぶす流ビビンバ丼」などの日替わりメニューの6品目。サイドメニューとして、豚汁、グリーンサラダ、鶴橋キムチ、大盛り、生卵子、フルーツヨーグルト、バニラアイスなどをそれぞれプラス50円で提供しているほか、テイクアウトも行っている(容器代別途30円)。

 店舗では、1セット10枚つづりの「ニコマル250チケット」も販売している。通常なら1セット10枚で2,500円のところを3,000円で販売し、代金の内500円を若者の自立・就労支援の活動費に充てている。

 同店は、20年に渡ってニート・引きこもりなどの若者を支援してきたK2インターナショナルジャパン(横浜市磯子区)の関連会社「K2フードサービス」が、若者就労支援の場として経営しているお好み焼屋。同社は現在、横浜市内に、根岸駅前店、港南台駅前店、石川町北口駅前店の直営3店舗を展開している。

 石川町駅北口から寿町に向かう商店街に面した店舗は、オープンカフェ調でシックな内装が特徴。テーブル34席、カウンター4席のほか、店舗前にオープンテラスを設け、計約50席を設置する。店舗面積は約20坪。寿町で「さなぎ食堂」の運営や路上生活者の支援に取り組むNPO法人さなぎ達と、簡易宿泊所を改装した安宿「ホステルビレッジ」の運営を行うコトラボとも連携し、若者の就労支援の場としての役割に加え、社会的に不利な立場にあり仕事に就く事が困難な地域の人たちに就労機会を提供することも目的としている。

 同店店長の長袋雷治さんは「カレーと牛丼の盛り合わせの『愛!盛り丼』が人気でほぼ定番メニューになっています。石川町のお客さんの層を考えて、今後はスタミナ系メニューなどを増やしていきたいです。若者の就労支援ということから言えば、私自身かつてK2の支援を受けた、生きづらさを抱えた若者の一人でした。店自体が、積極的に活動できない若者たちの自立への第一歩となる活動の場としてもっと広がっていけば嬉しいです」と話している。

 営業時間は11時30分~22時30分(ラストオーダー22時)。ニコマルランチの提供は11時30分~13時30分。日曜定休。

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