横浜都市発展記念館(横浜市中区日本大通)で現在、企画展「昭和100年記念 五十嵐英壽(えいじゅ)・常盤とよ子・奥村泰宏(たいこう)写真展 戦後横浜の光と影」が開催されている。
企画展「昭和100年記念 五十嵐英壽・常盤とよ子・奥村泰宏写真展 戦後横浜の光と影」より
同展は、昭和元年から数えて100年を迎える節目に合わせて企画されたもの。戦後横浜の姿を独自のまなざしで記録した3人の写真家に焦点を当て、写真を通して横浜の歩みをたどる。
五十嵐英壽は1952(昭和27)年に神奈川新聞社に入社し、写真記者として活動。港や市街地を取材し、変わりゆく街並みや都市問題を記録した。常盤とよ子は、夜の街で懸命に生きる女性たちの姿を写真に残したことで知られており、女性写真家の先駆けとなった。常盤とよ子の夫でもある奥村泰宏は、戦争被害者救済に力を注ぎ、占領下の横浜で占領軍関係者や戦災孤児を数多く撮影した。
同展では、3人の作品を通じ、戦後の復興や発展という「光」とともに、接収や社会問題といった「影」にも目を向ける。都市の変化や人々の暮らしを捉えた写真に加え、撮影に使われたカメラやネガフィルム、当時の地図などの関連資料も展示する。展示点数は約240点。
10月24日、11月22日、12月6日・26日・27日の各日14時から、展示担当者が見どころを解説する。
展示担当者は「五十嵐英壽と常盤とよ子の未公開写真も数多く展示する。単なる過去へのノスタルジーにとどまらず、激動の昭和・横浜戦後史を見つめ直し、これからの都市や社会のあり方を考える契機となれば」と話す。
開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)。観覧料は、一般=800円、小・中学生と市内在住の65歳以上=400円。11月14日・15日は無料観覧日。12月27日まで。