暮らす・働く

関内で「YOXO NEXT地域ラボ」が始動 若者の起業を支援

壁打ち型のワークショップの様子

壁打ち型のワークショップの様子

  • 1

  •  

 次世代起業人材育成拠点「YOXO BOX」(横浜市中区尾上町1)で9月25日、「YOXO NEXT地域ラボ 起業ラボ報告会&起業アイデア壁打ちワークショップ」が開催された。主催は横浜市経済局とYOXO事務局。

YOXO BOXは若い起業家の育成拠点 事業化・事業成長を支援

[広告]

 YOXO BOXが展開する次世代起業人材育成プロジェクト「YOXO NEXT」の一環。8月に実施された中高生向けの起業ワークショップ「YOXO NEXT起業ラボ」の活動内容を振り返る報告会が行われた。参加した中高生が、どのような視点で社会課題にアプローチし、どのようにアイデアを形にしたかを発表した。

 ワークショップで生まれた起業アイデアをもとに、事業化を考える壁打ち型のワークショップを実施。中高生や地域の大人、起業経験者など多様な立場の参加者が自由な発想で意見を交わし、アイデアを現実的なビジネスに変える可能性を探った。

 発表後には、起業に関心を持つ参加者が、世代や立場を超えた対話を通じて、「ナナメの関係」を築くことを目的に交流を図るネットワーキングタイムが行われた。

 YOXO BOXは2020年に開設されたスタートアップ支援拠点で、これまでに起業を数多くサポートしてきた。今回の「YOXO NEXT」は、次世代育成と地域の人材循環を意識した新たな展開。横浜市が掲げる「まちぐるみで起業を応援するまち」の実現に向けた取り組みの一環。

 横浜市経済局イノベーション推進課の濱田洋平さんは、「起業家教育の場が不足しているというふうに言われている。若者が早い時期から起業家と触れ合ったり、起業について考えるきっかけをつくることが大切だと考える。みなとみらいにテック系スタートアップ成長支援拠点『TECH HUB YOKOHAMA』を設置したタイミングで、関内では若者の育成プログラムYOXO NEXTが始まった」と話す。

 コーディネートをしたplan-Aの相澤毅さんは「高校生など若い世代が、大人や異分野の人と出会いチームで挑戦できる環境は大きな財産。プログラムは、地域の多様な人材や文化を活かして若者を応援する点が特徴。終身雇用に頼れない時代、若者が自己実現をベースにした新しい働き方を実践的に学び、体験できる場なのでより多くの中高生に参加してもらえたら」と話してる。

ピックアップ

ヨコハマ経済新聞VOTE

国際園芸博覧会のメイン会場となる瀬谷区に行ったことはありますか

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース