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野毛山動物園、連休は開園延長 市電は老朽化で利用中止

2021年に「野毛山動物園70周年」のロゴマークを掲げた市電

2021年に「野毛山動物園70周年」のロゴマークを掲げた市電

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 野毛山動物園(横浜市西区老松町6)は園内で保存展示していた「横浜市交通局1500型電車1518号」の利用を、4月29日から中止している。

野毛山動物園で「Theホネ展」骨格標本を数十点展示

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 路面電車として1972(昭和47)年の市電廃止時まで現役だった同車両は、同年9月に動物園に搬入。1951年に登場した1500型は、横浜市電を代表する車両で、当時の最新技術を導入した車両。滝頭、麦田、生麦の各営業所に配置され横浜市電各地の路線で活躍した。

 開園時間中は車両の中に入って過ごすことができたが、床面に凹凸ができたり、手すりの塗装がはげたりと、損傷が激しく危険なため、安全を考慮し休園日の4月28日に、利用の中止を決定した。広報担当者によると、修復や再開の予定は今のところないという。

 同園は、連休期間中、5月3日~5日の営業時間を延長し、9時から17時まで(入園は16時30分まで)とする。

 5月3日~5日は「ひだまり広場」で10時30分~16時に「Theホネ展」を開催。野毛山動物園ボランティア「ZOOのげやま探検隊」による企画展で、魚類・両生類・爬虫(はちゅう)類・鳥類・哺乳類の骨格標本を数十点展示し、動物の体のしくみについて伝える。

 3日・4日は「なかよし広場」で9時30分~15時まで、「動物の『おめん』作りワークショップ」を開催。レッサーパンダ・ライオン・クマの3種類から選んで着色し、オリジナル「おめん」を作ることができる。参加費=1000円。

 通常の開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜定休(5月は無休)。入場無料。

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