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横浜の歴史を生かしたまちづくりセミナー「戦後建築はみんなの宝」 

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 横浜みなと博物館(横浜市西区みなとみらい2)の日本丸訓練センターで12月9日、歴史を生かしたまちづくりセミナー「戦後建築はみんなの宝」が開催される。主催は横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)。

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 前半は講義、後半は街歩き。第1部は横浜みなと博物館の第1・2会議室で、神奈川大学の松隈洋教授が「戦後建築の魅力」についてオンライン登壇で基調講演、シンポジウムは神奈川県建築士会の村島正章常任理事、カサイアーキテクチュラルデザインの笠井三義代表、神奈川大学の中井邦夫教授が神奈川大学、工学院大学の後藤治理事長がコーディネーターを務める。

 第2部の見学会では、みなとみらい北仲地区から馬車道・吉田町・福富町、伊勢佐木町を歩き日本人建築家による1904(明治37)年築の旧正金銀行様式建築からから1957(昭和32)年築の吉田町第一名店ビル防火帯建築までのおよそ50年の建築文化の流れを歩く。

 コースは、横浜みなと博物館、旧生糸検査場・帝蚕倉庫・帝蚕倉庫、旧正金銀行、旧富士銀行横浜支店、大津ビル、吉田町名店ビル・野毛都橋商店街ビル、福富町界隈ビル群、伊勢佐木町ビル群、不二家ビルなど。

 横浜歴史資産調査会の担当者は「赤レンガ倉庫が貴重な歴史的資産であることは、誰もが認める。だが関内地区などに多くある昭和40年代の防火帯建築が歴史的資産と言ってもピンと来ない。50年を経た建物は歴史的資産。今こそ生活文化に根ざした戦後建築について語り合いましょう」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は1部=12時30分~14時45分、2部=15時~16時45分。定員は第1部=60人、第2部=30人。参加費は資料代として第1部=500円(会員=300円)、資料代・レシーバー代として第2部=1,500円(会員=1,200円)。第1部はYouTubeの無料配信も予定。

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