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横浜みなと博物館で神奈川・横浜の「鉄道遺産」展 鉄道開業150周年記念で

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 横浜みなと博物館(横浜市西区みなとみらい2)で現在、鉄道開業150周年記念事業展示「私たちのまちの鉄道遺産~横浜・神奈川を中心に~」が開催されている。主催は全国近代化遺産活用連絡協議会、日本芸術文化振興会、文化庁。

シンポジウム「全国近代化遺産活用連絡協議会 鉄道遺産部会 横浜フォーラム」

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 新橋-横浜間に日本で初めての鉄道が開業したのは1872(明治5)年10月14日(旧暦9月12日)で、今年は鉄道開業150周年に当たる。

 イベントを主管する横浜歴史資産調査会は神奈川県内と横浜市内を中心に、歴史、文化、技術的価値の高い鉄道車両、施設、構造物などを鉄道遺産と位置付け現況調査を実施。既に保存されている物や保存を望む対象などを「私たちのまちの鉄道遺産」と題し、約150点を写真で紹介している。

 会場には神奈川県内で現在保存されている「歴史的鉄道車両」の写真約65枚に始まり、「歴史的駅舎」「記念碑等」「歴史的橋梁(きょうりょう)」などの写真ほか、小樽の鉄道遺産や旧小坂鉄道など全国近代化遺産活用連絡協議会の鉄道遺産部会会員の鉄道遺産に関する資料も並べる。

 同館会議室で9月15日13時から、一般参加が可能なシンポジウム「全国近代化遺産活用連絡協議会 鉄道遺産部会 横浜フォーラム」をハイブリッドで開催。鉄道総合研究所担当部長の小野田滋さんが「神奈川・横浜の鉄道遺産の魅力」と題した基調講演を行うほか、しなの鉄道など全国の事例を紹介する。

 横浜歴史資産調査会常務理事で、長浜鉄道スクエア名誉館長の米山淳一さんは「全てを巡ったら何日もかかる鉄道遺産を、写真で一度に見ることができる展示」と紹介し、「住んでいる身近な街に、実は歴史を秘めた遺産が多くあることを知ってほしい。できてから150年まではたっていないが、その経過で歴史を作っているものが皆さんの住んでいる街のそばにきっと見つかるのでは」と来館を呼びかける。

 開館時間は10時~17時(最終日は15時まで)。特別展示室の入場とシンポジウムの参加は無料。帆船日本丸と横浜みなと博物館の一般展示の観覧には別途入館料が必要。9月16日まで。

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