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「つた金」「うお時」がコラボブランド「きんのとき」 「横濱海苔弁」発売

富山産さばのこだわり海苔弁御膳(天婦羅)2,200円。富山湾のさばは、渡邉さんが初めて食べた時に、脂の甘さに感動。蔦金とのり弁を作りたいと思ったきっかけになった。渡邉さんは「絶品さばゆえに塩焼き。のりとの相性が抜群のいちおし商品」という。

富山産さばのこだわり海苔弁御膳(天婦羅)2,200円。富山湾のさばは、渡邉さんが初めて食べた時に、脂の甘さに感動。蔦金とのり弁を作りたいと思ったきっかけになった。渡邉さんは「絶品さばゆえに塩焼き。のりとの相性が抜群のいちおし商品」という。

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 1894(明治27)年創業の老舗のり屋「蔦(つた)金商店」(横浜市神奈川区栄町)と、1952(昭和27)年創業の仕出し弁当店「うお時」(中区若葉町2)などがコラボレーションし、5月15日、新ブランド「きんのとき」を発足し、オリジナルのり弁当を発売した。

出川哲朗さんの兄・蔦金商店社長の出川雄一郎さんと、うお時社長の渡邉清高さん

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 蔦金商店はタレントの出川哲朗さんの実家で、各地の焼きのりや、ラベルに出川さんのキャラクターをあしらった味付けのり「元気のりのり」などを扱っている。

 うお時は、横須賀市走水の網元が発祥。網元時代から新鮮な魚を使ったメニューを中心に「横濱うお時」「洋食喫茶イセザキ」「濱乃や」のブランド名で仕出し弁当を作っている。

 コラボレーションは、うお時社長の渡邉清高さんが、哲朗さんの兄で蔦金商店社長の出川雄一郎さんに「蔦金商店ののりのおいしさを生かした『のり弁』を作りたい」と相談して実現。出川さんは、季節ごとにのりを変えることを提案。「のりの香りと味がしっかりと感じられるのり弁」「横浜らしい、季節感のあるのり弁」をコンセプトに開発した。

 パッケージは、1945(昭和20)年創業の平井写真館(磯子区)が「のりの黒を生かしたロゴ」を考案し、1964(昭和39)年の創業ツルミ印刷(鶴見区)が季節で変わるのりの感触に合わせ、使う紙も変えることを提案。創業半世紀を超える横浜の企業4社が手を組んで、商品からデザイン、素材、梱包まで、全て横浜にこだわったブランドになった。

 渡邉さんは「うお時とつた金は祖母同士も友人付き合いがあった縁。令和の時代に共に、横浜の仲間たちとも一緒にできてうれしい」と話し「のり弁のイメージをくつがえす弁当ができた。都内への発送もできるので、新たな横浜名物として届けたい」と自信を見せる。

 発売を記念して、5月18日から6月末まで横浜市庁舎2階の多目的スペースで開催の「夕方マルシェ」で毎週木曜に「山下」(真サバの塩焼きとみそ田楽ののり弁当、1,000円)を販売する。

 弁当は、「山下」のほか、ブリ味噌焼きがメインの「伊勢佐木」(1,500円)、「富山産さごしのこだわり海苔弁御膳」(2,200円)など。

 配達の注文は配達前日の11時まで、1商品につき5点から200点まで、合計1万円以上から受け付ける。夕方マルシェでは1点から購入可、開催時間は16時30分~19時30分。

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