横浜中華街で1月22日、中国の旧暦の正月「春節(しゅんせつ)」を祝うイベントが始まる。
同エリアでの開催は1986(昭和61)年に始まり、今年で37回目。この2年間はコロナ禍により規模の縮小を余儀なくされたが、今年はパレードなどのイベントが復活する。
「春節カウントダウン」は22日の春節を迎えるタイミングに合わせ、横濱媽祖廟(よこはままそびょう)と山下町公園で行う。春節当日は、白や黄色などに彩色された5頭の獅子が5コースに分かれ、中華街各店の商売繁盛や五穀豊穣を祈願する獅子舞「採青(さいつぃん)」が練り歩く。
中国伝統芸能を披露する「娯楽表演(ごらくひょうえん)」は28日・29日に行う。龍舞や舞踊、中国雑技、変面、武術、民族音楽演奏など、2日間で約30の演目を披露する。
2月4日は、祝賀パレード「祝舞遊行(しゅくまいゆうこう)」。春節の一大イベントで、皇帝衣装隊や獅子が登場し、中国舞踊や古箏(こそう)の演奏なども行う。
春節の最後を飾るのは翌5日の「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい)」で、人々の願いが天に届くように奉納舞を行う。灯籠には、誰でも無料で願い事を書くことができる(数量限定、2月4日まで)。
春節に合わせ、参加各店が「縁起が良い」とされるメニューを提供する「開運グルメフェア」を行うほか、食事券やホテル宿泊券などが当たる、外れのない福引き「紅包(ほんぱお)くじ」(300円)を販売する。
2月5日まで。