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ニュースパークでTBS須賀川記者の講演会 オデッサから戦争と報道を語る

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 ニュースパーク(日本新聞博物館=横浜市中区日本大通)は新聞通信調査会と共に、3月19日に、「ボーン・上田記念国際記者賞」受賞者講演会を開催した。アフガンスタン報道で2021年度の同賞を受賞したTBS記者でJNN中東支局長の須賀川拓さんが、横浜市の姉妹都市で、ロシア軍が確保を狙っているともされるウクライナのオデッサ市から中継で出演し、報道の実情や情報の読み取り方について話した。

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 同賞は1950(昭和25)年に創設され、報道を通じて国際理解の促進に顕著な貢献のあった記者個人を表彰する。同館では、ジャーナリズム活動について理解を深めてもらうため、賞を運営する新聞通信調査会と共催で毎年、受賞者の講演会を開いている。

 須賀川さんは、タリバンが実権を握ったアフガニスタンに入り、現地の状況や住民の貧困の実態を伝えた。タリバンの報道官にインタビューし、女性の社会進出や教育などについて、厳しく問いただしたことが評価され、同賞を受賞した。

 防弾チョッキを着用して出演した須賀川さんは、ロシア軍を防ぐため、道路上に障害物が並ぶ様子を見せながら、「『街は厳戒態勢にある』とリポートすれば、かなり緊迫感があると思う」と話した後、「反対側には公園があり、昼間にはたくさんの子どもたちが遊んでいる。インフラも機能し、路面電車も走っている」と紹介。情報の切り取り方で印象は大きく変わることを説明した。しかし、その普通の生活が銃弾やミサイルで一変するのが戦争だと、紛争地の経験を踏まえて話した。

 須賀川さんは、日本のメディアが危険地域に入って報道する意味について、「日本人の記者が日本語で伝えることで、遠い国のことを身近に感じ、共感しやすくなる。欧米メディアの報道にもハテナと思うこともあり、別の角度から伝える必要もある」と話し、「現場の息づかいを、親近感を持って伝えることで、世界の問題を自分の問題として考えてもらえたら」とも話した。

 ニュースパークでは、現在企画展「2021年報道写真展」を開催中。開館時間は10時~16時30分。月曜休館。入館料は大人=400円、大学生=300円、高校生=200円、中学生以下無料。4月16日まで。

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