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写真家のハービー・山口さん 大切な「時」の撮影会

「結婚式の写真が撮れなかった」という家族。ハービーさんは「こんにちはよろしく。ハービーおじちゃんです」と幼子に声をかけ撮影。撮影された女性は「単純に緊張したけれど、表情ひきだしてくれるコミュニケーションはさすがでした」と話した。

「結婚式の写真が撮れなかった」という家族。ハービーさんは「こんにちはよろしく。ハービーおじちゃんです」と幼子に声をかけ撮影。撮影された女性は「単純に緊張したけれど、表情ひきだしてくれるコミュニケーションはさすがでした」と話した。

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 「ローズホテル横浜」(横浜市中区山下町)の「横濱寫眞館」は8月28日、29日に、写真家のハービー・山口さんによる「大切な『時』の撮影会」を開催した。

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 ハービー・山口さんは、大学卒業後に渡英し、ボーイ・ジョージなど多くのロンドンのミュージシャンと交流。帰国後は、福山雅治さん、桑田佳祐さん、ゆずさんなど多くのアーティストとコラボレーションしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けてきた。

 東京都在住だが、「FM横浜」開局35周年記念に「Tresen friday」内の「Herbie's Radio」のDJを開局記念日の2020年12月20日から1年間務めるなど、近年は横浜との縁もある。

 「横濱寫眞館」は「ケイフォトサービス」(南区永楽町1)が運営。代表の齋藤久夫さんは、野毛のレンタル暗室「THE DARKROOM」を運営する「THE DARKROOM INTERNATIONAL」の理事長でもあり、1999(平成11)年6月に「THE DARKROOM」をオープンした際、一人目の須田一政さんに次いでハービーさんにワークショップをしてもらったりなど、長い付き合いがあった。

 齋藤さんは2年前にローズホテルの写真館の運営を打診された際に「シャッターを押すたびに相手の幸せを願う」というハービーさんの姿勢が写真館にぴったりだと思い、ハービーさんに「横濱寫眞館」の「フォトグラフィスト」として関わってほしいと、声をかけた。

 撮影会では、コロナ禍で記憶に残る写真を撮る機会がなかった人を対象に、写真体験を届けたいとの思いから、「写真に残したい人生の大切な『時』のストーリー」を持つ40組を募集。結婚式の写真が撮れなかった夫婦や、コロナにより一緒に住めなくなったが久しぶりに出会う家族、病後の人などの応募があり、ハービーさんは「幸せのバイブレーションを撮影現場と写真に込めて、その人の応援歌にしたい」とシャッターを切った。

 撮影した写真は後日、ハービーさんのサイン付メッセージとともに、台紙付きで届ける。

 「横濱寫眞館」では今後も、ハービーさんへの依頼を「スペシャルオーダー」として相談を受け付けるとともに、「年に一度くらいこのような企画をしたい」と話す。

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