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80歳で日本列島3500キロ「あるき旅」 報道写真家の石川文洋さん

写真展会場入り口で、自身の等身大のパネルの横に立つ石川文洋さん

写真展会場入り口で、自身の等身大のパネルの横に立つ石川文洋さん

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 ベトナム戦争の従軍取材で知られる報道写真家、石川文洋さん(82歳)の写真展「80歳の列島あるき旅 フクシマ、沖縄…3500キロ」がニュースパーク(日本新聞博物館)(横浜市中区日本大通)で開かれている。11カ月をかけて日本列島を北から南へ徒歩で縦断した旅を振り返っている。

ニュースパーク 感染拡大防止で入場時間を3回に分けて

 石川さんは那覇市出身。1965年から68年までベトナムのサイゴン(現ホーチミン)に滞在、ベトナム戦争の最前線を撮影した。カンボジアやアフガニスタンの戦場や基地問題で揺れる故郷・沖縄も取材してきた。

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 80歳になった石川さんは2018年7月、北海道・宗谷岬を出発、途中では4回の短い休養もはさみ心筋梗塞の既往症も乗り越え、2019年6月に那覇市にゴールした。1日に約150枚、計約3万5千枚の写真を撮影。共同通信社が毎週、ルポと写真の記事を配信した。

 写真展では厳選した約120枚を展示。各地の自然や人々の暮らしのほか、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故、阪神・淡路大震災、熊本地震などの被災地、基地建設で揺れる名護市辺野古や嘉手納基地、普天間飛行場などの写真が並んでいる。

 たくましく生きる人々への共感と、温かな視線が写真から感じられる一方で、報道写真家として災害の痕跡や基地へ鋭く斬り込むようなカメラアイが印象的な写真群。石川さんは「『あるき旅』は感動の宝庫だった」とコメントしている。

 会場には旅で身に着けていた衣服や靴、リュックサックや、ベトナムや沖縄を題材にして過去に刊行した写真集なども展示されている。

 入館料=400円(大学生300円、高校生200円、中学生以下無料)。月曜休館(祝日の場合は翌日)、12月20日まで。

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