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横浜発、手作りガーゼマスクネットワークプロジェクト「YOKOHAMA ガーゼマスクships」みなとみらいで

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 「ウッビースタイル(Woo-ByStyle)」(旭区)が運営するマスクネットワークプロジェクト「YOKOHAMA ガーゼマスクships」が、クイーンズスクエア(西区みなとみらい2)2階の「クイーンモールマーケット」で、手作りガーゼマスクの販売会を開催している。

「YOKOHAMA ガーゼマスクships」プロジェクトの仕組み

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 ウッビースタイルは2008(平成20)年から、手作りマスク事業を開始。横浜市の小学校で給食の配膳時や掃除の時間に着用するマスクが苦手な子どもたちが喜んでつけてくれるようにと、素材や柄はママたちが選んだ。日総工業グループの特例子会社「日総ぴゅあ」と連携し、障がい者スタッフとも協力し、マスクの作成を行ってきた。

 深刻化する新型コロナウイルスの影響でマスクの供給不足にガーゼマスクを役に立ててほしいという思いから販売会を5月に開催したところ、1000枚近くあったマスクが完売になった。

 追加の要望があったが、外出自粛のため作業所が再開できなかった。製作協力を広く呼び掛けたところ、ステイホームにより自宅で時間がある主婦や、雇い止めなどで失業してしまった人たちから「材料があれば作りたい」と言う声が上がり、「YOKOHAMA ガーゼマスクships」プロジェクトとして、事業を始めた。

 同プロジェクトには、横浜で暮らす誰もが参加でき、縫製やラッピングをする「クルー登録」、販売スペースを提供する「販売会場登録」、販売をする「取り扱い店登録」のほか、気軽に参加できる「シェアして応援」などの形で参加が可能。現在は15人がクルー登録している。

 ウッビースタイル代表の野村美由紀さんは「コロナのせいでいろいろなことが変わった。身近な女性たちが一気に職を失った。そんな人たちのためにマスク販売を思いついた」と話す。

 マスクのサイズは、1歳の幼児が着用できるSSサイズ~男性用のLLサイズ、平らなものは「大きい」「小さい」の2種類。価格は500円から。販売時間は11時~20時、16日まで。

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