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カップヌードルミュージアムで「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」表彰 横浜市「海の森・山の森」が一般最優秀賞

安藤宏基理事長、平川康弘文部科学省総合教育政策局地域学習推進課、齊藤聖横浜市こども青少年局長、登山家の貫田宗男さん、表彰された4団体の代表者と審査委員

安藤宏基理事長、平川康弘文部科学省総合教育政策局地域学習推進課、齊藤聖横浜市こども青少年局長、登山家の貫田宗男さん、表彰された4団体の代表者と審査委員

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「カップヌードルミュージアム(安藤百福発明記念館)」(横浜市中区新港2)で1月25日、全国からユニークで創造性に富んだ自然体験活動の企画案を公募し支援する「第18回トム・ソーヤースクール企画コンテスト」の表彰式が行われた。

安藤百福賞の副賞を手に喜びのポーズ、横浜市内で活動する「海の森・山の森」事務局の理事長豊田直之さん

 同コンテストは、全国の学校や団体から自然体験活動の企画案を公募し立案した50団体に各10万円の実施支援金を贈るほか、活動報告書を審査し表彰する。主催は安藤スポーツ・食文化振興財団。

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 同財団は、日清食品創業者の安藤百福が「食とスポーツは健康を支える両輪である」という理念の下、子どもたちの健全な心身の育成と食文化の発展を願い、1983(昭和58)年に設立。陸上競技の支援事業、食品開発、ベンチャーなどを支援する食創会「安藤百福賞」表彰事業、カップヌードルミュージアムの運営のほか、「自然とのふれ合いが子どもたちの創造力を豊かにする」という創設者の思いから、設立当初から自然体験活動の普及に取り組んでいる。

 表彰は学校部門と一般部門の2部門から成る。学校部門の最優秀賞「文部科学省大臣賞」には、かつて地域に受け継がれていた「七不思議」の調査・検証を行うことで郷土愛を育むとともにまちおこしにも貢献した、越前市立味真野小学校(福井県)の「やっぱ Ajimano おもし Reiwa!『鞍谷の 7 ふしぎ』50 年ぶりに復活させるぞ!!」、一般部門の最優秀賞「安藤百福賞」には、川や海と親しむ体験を通して子どもたちの環境に対する興味を高め、海洋汚染問題に向き合う機会を提供した、NPO法人「海の森・山の森事務局」(神奈川県)の「子どもたちと取り組む未来へのゼロ・マイクロプラスチック大作戦!」が、それぞれ選ばれた。

 「優秀賞」学校部門は南アルプス市立芦安中学校(山梨県)の「五感で感じる体験-南アルプス『鳳凰三山』への全校登山および自然環境・森林保護活動等の支援」、一般部門は独立行政法人国立青少年教育振興機構・国立大雪青少年交流の家(北海道)の「令和元年度『災害サバイバルキャンプ』」が受賞。

 最優秀賞に選ばれた2団体には、それぞれ副賞として100万円とチキンラーメン1年分、優秀賞には50万円とチキンラーメン半年分が贈られた。

 同財団の安藤宏基理事長は「都会で暮らす中で、積極的な自然体験がより重要になってきた。反面、便利さが自然環境を壊すこともある。カップヌードル容器の使用素材も植物由来プラに変更した。生活の中で自然環境に負荷を掛けないことも心掛けたい」とあいさつ。

 表彰に続き「海外の山を登り続けて」をテーマに、登山家で国際山岳ガイドの近藤謙司さんが講演。スポーツが苦手だった幼少期から、世界の山々に登る現在までの経験談を話した。3度のエベレスト挑戦や日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」登山部での冒険談に、集まった約200人の観客は真剣に聞き入っていた。

 「安藤百福賞」を受賞した海の森・山の森事務局は昨年、日枝小学校、瀬谷第二小学校、馬場小学校学童保育などで環境出前授業やゴミ拾い実習を実施。豊田直之理事長は「プラスチックゴミの問題は子どもたちの未来につながる。子どもたちと一緒に解決策を考えたい」と語り、「より多くの学校と実践するために市との協力の方向も探りたい。興味のある学校などからの問い合わせも歓迎」と呼び掛けた。

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