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そごう美術館で樹木希林さん横浜特別展 幼少期から最後の映画まで300点

ハワイでの写真などプライベートショットも、「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」 特別編

ハワイでの写真などプライベートショットも、「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」 特別編

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 そごう横浜店(横浜市西区高島2)6階のそごう美術館で現在、「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」が開催されている。愛用品、写真や映像、残した言葉の数々によって、希林さんを感じ、「故人にもう一度会えるかのような」展示となっている。

亡くなる数日前、孫娘に宛てて書かれたメッセージ「ババは幸せです」

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 梁塵秘抄から引用の展示会名「遊びをせんとや生まれけむ」は希林さんが生前に愛した言葉で、時を忘れ、無邪気に遊ぶ子どものように、生きることを楽しんだ希林さんへの思いが込められている。

 会場BGMには希林さんが愛した音楽、内田裕也さんの「朝日のあたる家」やラベルの「ボレロ」などが流れる。展示は、幼少からの写真アルバムや手編みの品などが並ぶ「一個人の部屋」で始まり、50を超える出演映画から12作品をパネルで紹介する「映画女優の部屋」、記念写真のほか受賞式で着た服の展示もある「日本アカデミー賞の部屋」、ペンやカップなど愛用品の飾られた「日常の部屋」、希林さんの言葉を記した「言葉の道」へと続く。

 中には、高校時代に油絵で描いた横浜の街並みや、第26回ヨコハマ映画祭(2005年)での助演女優賞トロフィーをリメークして作られたベッドランプなど、横浜に関連するものも。

 渋谷・池袋・広島での過去展は上記の5章構成だったが、横浜展ではさらに「きものの部屋」「京都の部屋」を加えた全7章約300点による特別編となっている。30余点の愛用した着物を展示する「きものの部屋」は、希林さんの着物スタイリストの石田節子さんが監修した。

 開催時間は10時~20時。入場料は、大人=1,000円、大学・高校生=800円、中学生以下無料。1月19日には、会場内の「きものの部屋」で石田節子さんのギャラリートークを開催。11時~と14時~、各回30分。申し込み不要。今月26日まで。

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