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関内で「かながわローカルメディアミーティング」 ファクトチェックテーマに

前回の「平昌パラリンピック取材報告会」の様子

前回の「平昌パラリンピック取材報告会」の様子

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 mass×mass 関内フューチャーセンター(横浜市中区北仲通3)で5月24日、メディア関係者らがそれぞれの知見を持ち寄る勉強会「かながわローカルメディアミーティング『ファクトチェックとは何か』」が開催される。

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 主催のNPO法人「森ノオト」(横浜市青葉区鴨志田町818)は、代表の北原まどかさんが2009年に創刊した同名のウェブメディアを軸に、「地域で見つけたエコにつながる暮らしのヒント」を地域に住む20代~40代の女性たちの手で発見し、伝える活動を続けてきた。

 「かながわローカルメディアミーティング」は、2017年度から神奈川県の「ボランタリー活動補助金」事業の一環として実施。メディア運営者やライター、カメラマンなど情報発信スキルを持つ側と、情報の受け手として知見を深めたい人が一堂に会し、「SNS時代の情報収集・発信について」「地域メディアとSDGs」「多様な人と共にメディアを作る」などをテーマに公開会議形式で行ってきた。ミーティングを通してネットワークを形成し、多くの人が使えるローカルメディアの行動指針をまとめることで、神奈川から発信する地域情報の質の向上を目指す。

 今年度は、4月24日にパラフォト(国際障害者スポーツ写真連絡協議会)代表の佐々木延江さんを招き、「平昌パラリンピック取材報告会」を開催。パラリンピックの取材現場で心がけたこと、地域のパラスポーツとの関わり方について、講義やディスカッションを行った。

 次回5月24日は、NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」(東京都渋谷区)の立岩陽一郎さんを迎えて情報や発言の真偽を調査する「ファクトチェック」について学ぶ。また、6月27日は一般社団法人「減災ラボ」(横浜市港北区師岡町468)代表理事の鈴木光さんをゲストに、静岡県が開発した防災ゲーム「避難所運営ゲーム(HUG)」や神戸市職員へのインタビューを元に作成されたカードゲーム形式の防災教材「CROSS ROAD」を体験する。

 コーディネーターの船本由佳さんは「玉石混交となっている情報の海をなんとかしたいと思っているメディア関係者は多いと思う。次回のテーマ『ファクトチェック』の活動は欧米やアルゼンチン、アフリカなどでは行われているが、日本ではまだこれから。講師の立岩陽一郎さんはトランプ政権下のアメリカや北朝鮮への現地取材などを行う国際派のジャーナリストであり、調査報道のスペシャリストでもある。ファクトチェックはマスコミだけのものではなく市民と行うものと著書に書いている立岩さんに、私たちができることを伝えてもらう」と話す。

 開催時間は5月24日=14時~16時、6月27日=13時~16時。6月の会場はKosha33(中区日本大通33)。参加費は一般2,000円(継続的に参加できるメディア関係者は招待)。申し込み・問い合わせはFacebookイベントページから。

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