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MM21地区34街区に地区最大規模の商業施設-2013年4月開業

「(仮称)MM21地区34街区商業施設開発計画」完成予想パース

「(仮称)MM21地区34街区商業施設開発計画」完成予想パース

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 三菱地所(東京都千代田区)は5月20日、横浜みなとみらい21中央地区34街区に地区内最大規模となる商業施設を着工した。

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 同事業では、「MM21地区34街区商業施設開発計画」として、横浜美術館の海側に位置する街区に、みなとみらいのにぎわいと憩いの拠点となる「ライフエンターテイメントモール」をコンセプトとした施設を建設する。建物の規模は地下4階地上6階建て。延床面積は約11万7,000平方メートルで、店舗面積は4万3,000平方メートル。開業は2013年4月の予定。

 外観は壁面に凹凸と変化を与え、周辺の景観との調和を図る。内装は上質感を大切にし、横浜らしさをデザイン。建物中央には、美術館側と海側を貫く吹き抜けの歩行者通路を設置する。環境に配慮して、屋上緑化や壁面緑化を施すほか、吹き抜け空間やテラスからの自然採光を取り入れるほか、LED照明の採用、電気自動車用充電設備の設置など環境負担の低減に努め、環境性能評価である「CASBEE横浜・Sランク」の取得を目指す。施設は、地下鉄みなとみらい線「みなとみらい駅」と地下で直結し、約900台規模の駐車場も備える。

 施設構成は地下1~2階に食品や生活雑貨店など、1階~3階はファッション関連店舗、4階~6階はレストランや各種スクール、エンターテインメント施設などの設置を予定。デイリーグッズからこだわりのモノ・コト・サービスまでをカバーする。5キロメートル圏を中心とした近隣住民の生活ニーズに焦点を当て「子育て中の団塊ジュニアからゆとりの余暇生活を楽しみたい団塊・シニアカップルまでの3世代に支持される商業施設」を計画している。

 三菱地所広報部・布野龍一郎さんは「同プロジェクトはみなとみらい21地区のにぎわいの結節点であり、みなとみらい駅直結、グランモール公園前という好立地に地区内最大規模の大型ショッピングセンターを建設するものです。三菱地所の基幹商業施設としての位置づけであり、当社が面的に開発を進めるみなとみらい21地区全体の集客アップ、魅力アップにつなげたい」と話している。

 三菱地所は、1983年に三菱重工業株式会社の横浜造船所跡地を取得し、民間最大の地権者としてみなとみらい21地区の街づくりに参画。1993年開業の「横浜ランドマークタワー」をはじめ、同地区の街づくりに携わってきた。今回、街の結節点に商業施設を開発することで、既存施設との相乗効果・回遊性を持たせ、みなとみらい21地区の新たな魅力付けを進めていく。

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