
横浜の地域活動と市民の絆を描いたドキュメンタリー映画「The Spirit of Yokohama」が、シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で公開されている。
横浜大空襲後の復興に尽力した杉島和三郎さん(97歳)の語りを軸に、地域の課題解決に取り組むさまざまな市民活動を映し出す。
監督は映画「裸足のピクニック」などのプロデューサーを務めてきた古澤敏文さん。 同作はこれまでに横浜国際映画祭などで単発上映されてきたが、映画館でのロードショー公開は今回が初となる。
上映期間は7月4日までで、上映時刻は日によって異なる。すべての回で、上映後に監督や出演者によるトークショーが予定されている。
公開初日の6月14日は、古澤さんと杉島さんの舞台あいさつが行われ、ゲストトークは15日=河北直治さん、16日=香瑠鼓さん、17日=中山天遥さんと続き、17日はクレイアニメーション「ハーバーテイル」の伊藤有壱監督と古澤監督が「横浜の映像文化」をテーマに対談。18日以降も映画に映し出された市民らのトークを予定する。
併せて、同映画上映連携企画として、「横浜界隈研究家」の河北直治さんがジャック&ベティ周辺を案内する「伊勢佐木町界隈街歩きガイド」も開催。上映の約1時間前に伊勢佐木界隈をガイドする企画で、かつて映画繁華街だった伊勢佐木の一角を歩き、映画館に向かう。
鑑賞料金は一般=1,900円。「伊勢佐木町界隈街歩きガイド」は鑑賞料金のみで参加できるが、事前申し込みが必要。