日鉄興和不動産株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三輪 正浩、以下「当社」)は、株式会社都市テクノ(本社:東京都港区、代表取締役社長:島村 智之)、東京大学生産技術研究所「建物の総合的保存保全に関する研究グループ」/hide kasugaグループ(グループ代表:春日 秀之) 、味の素食品株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:望月 俊之)と共同し、神奈川県川崎市高津区下野毛2丁目12-1(旧味の素食品高津工場)にて、「学び」と「遊び」をテーマにしたイベント「高津工場解体祭~地域の想いと産業の力で紡ぐ、未来のデザイン~」を2025年6月14日(土)に開催いたしました。
当社は、総合デベロッパーとして持続可能な社会・都市を実現していくことを使命と考え、環境性能向上や省エネルギー・省資源化による環境負荷の低減に加え、自然と環境に配慮した都市の創造に取り組んでおります。また、持続可能な都市の実現には、地域をつなぐ対話と交流を通じたコミュニティ形成が必要と考え、これまでも多様なステークホルダーとの協業を実践してきました。
長年地域のシンボルとして親しまれてきた旧味の素食品高津工場は2021年10月に閉鎖、2025年6月16日に解体工事に着手しました。当社は、旧味の素食品高津工場の跡地に新たな物流/R&D施設の建設を予定しており、当社が目指す持続可能な社会・都市の実現に向け、自然と環境に配慮した建築計画および地域住民の方々とのコミュニティ形成が重要と考え、「解体祭」を企画しました。今般終わりであり始まりである建物解体のタイミングで、持続可能な街づくり(サステナブル・シティ)への提案となるよう、「過去と未来」「まちと人」を「つなぐ」機会を創出いたします。
「高津工場解体祭~地域の想いと産業の力で紡ぐ、未来のデザイン~」概要
開催 :2025年6月14日(土)
時間 :11:00~16:00
会場 :神奈川県川崎市高津区下野毛2丁目12-1(旧味の素食品高津工場)
参加費:無料
主催 :株式会社都市テクノ
共催 :日鉄興和不動産株式会社
後援 :川崎市高津区役所
協力 :東京大学生産技術研究所「建物の総合的保存保全に関する研究グループ」/
hide kasugaグループ
協賛 :味の素食品株式会社
解体祭とは、これまでまちを見守ってきた建物への最後の感謝や、まちのこれからの未来を多くの方にイメージしていただくことを目的とした地域イベントです。川崎市の持つ産業の力とアート・クリエイティブの力を掛け合わせて地域の魅力を表現し、近隣住民や工場で働いていた方々、2,300名を超える皆さまにご来場いただきました。
当社は本イベントを機に、より永く愛される街づくりを目指し、地域の未来に貢献する都市計画を進めてまいります。
■イベントの様子
・「味の素×スタンプラリー」
会場内の体験プログラムに参加してスタンプを集めミッションをクリアすると、「クノール(R)」の商品がゲットできるプレゼント企画を実施いたしました。
・「ものづくりワークショップ」
有限会社ダイコー精機製作所による旋盤を使ったロボット型ストラップを作るワークショップ、川崎市北部少年少女発明クラブによる万華鏡づくりのワークショップを実施いたしました。子どもたちがものづくりに夢中で取り組む様子に、保護者たちの幸せそうな笑顔があふれていました。
・「街をまもる!防災・減災ゾーン(防災ワークショップ&行政エリア)」
跡地に建設予定の新たな施設は避難場所等として活用が予定されており、これに伴い防災意識を高めるためのプログラムを開催しました。川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」による防災展示や、高津消防署による煙体験ハウスが実施された他、高津警察署や自衛隊川崎出張所といった地域の行政団体も参加し、さまざまな催しが行われました。
・「街ではたらく車両展示&フォトブース」
普段、街中で活躍する働く車に実際に乗り、記念撮影ができる子どもたちに人気のプログラムでした。目を輝かせて喜ぶお子さんの姿を、保護者の方々が一生懸命写真に収めているのが印象的で、ショベルカーの乗車体験は常に長蛇の列ができていました。
・「全力らくがき・ガラス装飾・チョークアートひろば」
解体前の建物が1日限定のアートスペースに生まれ変わりました。本プログラムでは、敷地全体をキャンバスに見立て、解体建物の壁や床、窓、道路などに、過去への感謝や未来への期待を込めて、参加者一人ひとりに思い思いのアートを表現いただきました。
・「キッチンカー」
高津や川崎を中心に活動しているキッチンカー6台が出店。クレープ、ケバブ、ホットドッグ、お弁当等、バラエティ豊かな飲食店が並びました。
・「地域コミュニティゾーン」
川崎市を応援する洗足学園音楽大学から現役音大生アイドル「MARUKADO」が参加型ライブイベントを行い、解体祭を盛り上げてくれました。また、株式会社NENGOによる高津の街の記憶をアートで表現するワークショップも実施しました。
・「解体と私たちの未来(解体を学び知るプログラム)」
味の素食品株式会社による同社や高津工場についての歴史年表の展示、東京大学生産技術研究所「建物の総合的保存保全に関する研究グループ」による再生コンクリートの展示や、hide kasugaグループによる環境調和型ブランド製品の紹介、株式会社都市テクノによる建設業界についてのクイズ等を行い、建物の解体プロセスを学ぶとともに、今後解体され生まれ変わるこの場所の「再生工程」に触れるプログラムを実施いたしました。
■日鉄興和不動産の物流施設事業について
当社は、日本製鉄やグループ会社の工場周辺を中心に、2018年4月に現在のロジスティクス事業部の前身となるロジフロント事業推進部を立ち上げ、ビル事業、住宅事業に次ぐ当社の中核事業として、首都圏、中部圏、近畿圏を中心に物流施設開発に取り組んでおります。現在では、『LOGIFRONT(ロジフロント)』を旗艦ブランドとして、「LOGIFRONT越谷I」や「LOGIFRONT尼崎II」など、お客さまのニーズに寄り添った先進的な物流施設を展開しております。旧味の素高津工跡地での新たな物流施設開発を見据え、今後は、よりさまざまな企業ニーズに応えながら、物流施設開発にとどまらず、クレーン付倉庫、危険物倉庫、冷凍冷蔵倉庫、R&D、産業支援施設、データセンターなど産業用不動産事業にも積極的に取り組んでいきます。
〈日鉄興和不動産の物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)」HP:https://logifront.nskre.co.jp/〉
■主催会社概要
株式会社都市テクノ
所在地 :東京都港区芝2丁目5-6 芝256スクエアビル 5階
代表者 :代表取締役 島村 智之
設立 :2009年9月
事業内容:総合解体事業、測量・調査事業、不動産マネジメント事業、都市再生企画・運営、
産学共同事業
コーポレートサイト:https://www.toshitechno.co.jp/