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まちの職人から働き方や技術を学ぶ「石川町オープンデスク」が開校-全15講座

アートスペース「と」で行われた「和菓子職人から学ぶ伝統の技」

アートスペース「と」で行われた「和菓子職人から学ぶ伝統の技」

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 ひらがな商店街アートスペース「と」(横浜市中区石川町3)で9月6日、まちの職人から働き方や技術を学ぶことができる講座シリーズ「石川町オープンデスク」が開校した。

 アートスペース「と」は、子育て支援・青少年自立支援活動を行うNPO法人「シャーロック ホームズ」理事を務める今井嘉江さんの両親が営んでいた駄菓子屋の店舗をリノベーションし、2012年春にオープン。絵本カフェをベースに、アーティストやクリエーター、起業や独立を目指す人の活動の場として営業している。

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 同企画は、今井さんに加え、同じくアートスペース「と」で活動するデザイナーの阿部太一さん、イラストレーターの成田希さん、映像作家の深田隆之さんの4人が企画。画家、染色家、活版印刷職人、和食シェフ、パティシエ、スタイリストなどのさまざまな職人やアーティストから、その技術の一端や働き方を学ぶ講座で、講師は総勢18人、15種類の講座からなる。一部講座では、実際にテーマに沿った作品を制作するなど、職業体験ができる。

 6日に開催された第1回目の講座「和菓子職人から学ぶ伝統の技」では、明治25年創業の老舗和菓子店「金米堂」(中区石川町)の3代目金子郁枝さんが講師を担当。男女5人が参加し、金子さんの「金米堂」の歴史や和菓子職人という働き方についてのトークと、季節の和菓子を楽しんだ。

 「これまではアートスペース『と』を活動拠点として、『場の再生、人の再生』をコンセプトに、まちづくりワークショップやアートイベント、カフェの運営を行ってきた。今後は、活動の幅をもっとオープンにして、まち全体をアトリエにしてしまおうと考え『石川町オープンデスク』を企画した。会社に勤務するのとは少し違う、手に職に持つという働き方や生き方について興味がある人に受講してほしい」と今井さんは話す。

 次回は9月20日にワークショップ形式の2講座が同時開催。第1回目と同じアートスペース「と」では、フリーランスでワインイベントなどを手掛ける山田マミさんが講師を担当する「ワインソムリエから学ぶ」(参加費3,500円)が開催される。また、活字を鋳造している印刷会社「築地活字」(南区吉野町5)では、同社の職人が講師を担当する3回連続講座「活版印刷職人から学ぶ活字の世界」(9月20日・10月28日・11月15日、参加費5,000円、1回のみは2,000円)を実施。築地活字の講座では、講座終了後に面談を受けて職業体験を受けられるインターンシステムを導入する。

 そのほか、まちのさまざまな場所を「教室」として「映像作家から学ぶアニメーションの世界」、「画家から学ぶ風景画」、「漆喰職人から学ぶ物語の見える看板づくり」、「建築設計の仕事」、「パン職人から学ぶ天然酵母の世界」、「へアメイク&ネイリストから学ぶ」などの講座を開講する。

 申し込み、詳細はアートスペース「と」(TEL 045-263-6489)まで。

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