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YCCで「集住」の新たな可能性探る国際シンポ-オランダ・チリの建築家ら招く

国際シンポに先立つ2月1日、Y-GSAはさくらWORKS<関内>で「団地」をテーマにしたアイデアソンを開催した。

国際シンポに先立つ2月1日、Y-GSAはさくらWORKS<関内>で「団地」をテーマにしたアイデアソンを開催した。

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 ヨコハマ創造都市センター(YCC、横浜市中区本町6)1階ホールで2月22日と23日、「集まって住む」ことの新たな可能性について、国内外の建築家が対話を重ねる国際シンポジウム「Creative Neighborhoods(クリエイティブ ネイバーフッズ)~住環境が新しい社会をつくる」が開催される。

 シンポジウムでは、槇文彦さん、山本理顕さん、北山恒さんら著名建築家から、地域コミュニティーに根ざしたユニークなまちづくり活動をしている若手までが、事例を紹介しながら議論を展開する。「クリエイティブ ネイバーフッド」=「創造的な地域社会・空間」というコンセプトを軸に、2つの講演・4つのプレゼンテーションとディスカッションが行われる。

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 22日は「都市のイニシアティブを考える」をテーマに、槇さんの基調講演を皮切りに「居住と都市戦略」(セッション1)、「誰が住環境のイニシアティブをとるのか」(セッション2)を実施。それぞれオランダ・フランスの都市開発ディレクター、チリの建築家らが参加して各国の「集まって住む」かたちや活性化の実践例が紹介される。

 23日は、地縁によらない人と人とのつながり=コモンズという考え方を軸に「誰が都市にアクセスし、何を共有するのか」をテーマに構成。国内の若手建築家らが「社会運営のあたらしいかたち」(セッション3)、「"集まって住む"ことで生まれる創造的なネットワーク」(セッション4)などについて語り合う。

 主催は横浜国立大で、同大大学院都市イノベーション学府・研究院Y-GSA、イノベーション対話型ツール研究チームが企画した。「都市イノベーション学府・研究院」は、2013年4月に設置された都市をテーマとする新しい大学院。Y-GSAは同大学院建築都市文化専攻の「建築都市デザインコース」として設けられている。

 シンポジウムを企画したY-GSA准教授で建築家の藤原徹平さんは「横浜でも、昭和の時代に郊外に開発された大規模団地の空き室が政策課題になるなど20世紀型の『集まって住む』形が行き詰まりをみせている。今回のシンポの議論や海外の実践例紹介が、集住のあり方を創造的に組み替えていく気づきにつながれば」と話している。

 今回のシンポジウムは、Y-GSAが九州大学・東京大学や企業などとともに、2013年度から取り組む文部科学省COI(センター・オブ・イノベーション)事業の一環として実施される。開催時間は22・23日ともに13時~19時30分(12時30分開場)。参加費無料。日英同時通訳付き。

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