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ダンスユニット「かえるP」が新作「海底のヤギ」上演-関内のオフィスビルで

多様な身体性を生かした振り付けの新作「海底のヤギ」稽古風景

多様な身体性を生かした振り付けの新作「海底のヤギ」稽古風景

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 第1回コンドルズ振り付けコンペティションでグランプリを受賞するなど、実力派の若手ダンスユニット「かえるP」の新作「海底のヤギ」が、横浜・関内で上演されている。「孤独」をテーマにした「国際舞台芸術ミーティング(TPAM) in 横浜 2014」ショーケース参加作品で、通常の舞台空間ではない事務所ビルの一室で、コンテンポラリーダンスの可能性を表現している。2月17日まで。

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 「かえるP」は、桜美林大学を卒業した大園康司さんと橋本規靖さんが共同主宰するダンスユニット。「ダンスの根源」を探ることをテーマにしている。特に、日常の暮らしに根ざした動きにこそ「ダンスするからだの源がある」と考え、創作活動を続けている。

 これまで3回の単独公演やプロデュース公演など、経験を着実に積んできた「かえるP」が、新作の現場に選んだ「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)は、築48年になる事務所・住居の雑居ビル。アーティストがリノベーションした個性的な空間を縦横に使い、大園さん、橋本さんのほか村田茜さん、陽茂弥(ねねむ)さん、加藤律さんの5人のダンサーが踊る約1時間の作品だ。楽曲提供は、Nibrollなどの音楽を手掛けるミュージシャン「SKANK」。

 今回の「海底のヤギ」について大薗さんは「孤独、ということを考えた。孤独はネガティブにとらえられがちだが、それだけではない。個性的な空間でのダンス表現から、来場した方にさまざまな思いを巡らせてもらえたら」と話している。

 17日最終日の公演は18時30分開場、19時開演。前売は一般が2,800円、学生2,500円。(当日券は前売の500円増)。申し込みは「かえるP」ホームページから。

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