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横浜ベイブルーイングがチェコのビール大会で優勝-アジア勢初

審査結果が掲示されたボードを前に喜ぶ横浜ベイブルーイング代表取締役兼醸造責任者の鈴木真也さん

審査結果が掲示されたボードを前に喜ぶ横浜ベイブルーイング代表取締役兼醸造責任者の鈴木真也さん

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 横浜のクラフトビールメーカー・横浜ベイブルーイング(横浜市中区福富町東通2)が、チェコ最大のビール審査会「GOLD BREWER'S SEAL 2014」でアジア勢初の金賞を受賞した。

金賞を受賞したビール「ベイピルスナー」

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 クラフトビールの本場・チェコで2月10日から開催されている審査会は、約60人のブルワー(ビール職人)とビール関係者が審査するチェコ最大のビアコンペティションで、今回が24回目の開催。吉田町で小規模醸造所を併設するビヤパブ「BAY BREWING YOKOHAMA」を運営する同社がエントリーした「ベイピルスナーK」が、約60人のブルワー(ビール職人)とビール関係者による審査で金賞を受賞した。

 エントリーしたのは、チェコのピルゼン地方を発祥とするビールのスタイル「ピルスナー」の「Microbrewery special light beer部門」で、アルコール5.3パーセント以上で最も糖度が高いビールを対象とした審査で、36のエントリーの中から選ばれた。

 「ベイピルスナーK」は、本場チェコ産の希少モルトと最高級ザーツホップだけを使用し、チェコの伝統的製法「トリプルデコクション」によって麦汁を煮込む作業を繰り返すことにより黄金色に仕上げたボヘミアンスタイルのビール。

 受賞した同社代表取締役兼醸造責任者の鈴木真也さんは「ビール職人を始めてから、チェコスタイルのピルスナーにこだわってきた。6年前に初めてチェコに来た時、チェコビールとのレベルの差を痛感し、いつかはこの舞台で表彰されるビールを造ろうと精進してきた。今回、努力が報われ本当に心からうれしい。今後、一番の難関と言われる4パーセント台、3パーセント台のピルスナーにも挑戦したい。今、横浜の自分の店では、この受賞したベイピルスナーが提供されているので、ぜひ飲んでほしい」と喜びを語った。

 鈴木さんは、「横浜ビール」の醸造長を経て、2011年8月に、ベイ・ブルーイング・ヨコハマをオープン。「横浜をクラフトビアシティへ!」という思いで、2013年からビールフェスティバル「ジャパン・ブリュワーズカップ・フェスティバル」を主催している。

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