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結婚式場・グランドオリエンタルみなとみらいが「横浜アートコンペティション」

「横浜アートコンペティション」受賞者と審査員

「横浜アートコンペティション」受賞者と審査員

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 ウエディング施設「グランドオリエンタルみなとみらい」(横浜市中区新港2)で1月17日、アート公募展「横浜アートコンペティション~Lifetime Happiness~」の審査発表と表彰式が行われた。

ブライダルプロデュース代表の今野竜太さん(左)とグランプリ受賞者の柳田有希子さん

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 横浜の文化・芸術の発信地として、同ウエディング施設を運営するブライダルプロデュース(中区山下町50)とアートギャラリー「タグボート」(東京都中央区)が共催で、同施設を拠点にしたアート作品の公募展を企画。2013年6月11日から8月9日の公募期間に226人の応募作品が集まり、1次審査を通過した33人が、テーマ「Lifetime Happiness」に沿った作品を2次審査に出品した。

 当日は、会場のシャングリラルームに33人の作品が展示され、グランプリ・入選作品の発表及び表彰が行われた。審査員は、横浜美術館主席学芸員の天野太郎さん、象の鼻テラス・アートディレクターの岡田勉さん、美術家のミヤケマイさん、ブライダルプロデュース代表取締役社長の今野竜太さん。

 受賞結果は、グランプリに柳田有希子さん。審査員特別賞は、こぺんななさん、神谷麻穂さん、藤井龍さん、高島亮三さん。グランプリ受賞者に賞金50万円、審査員特別賞受賞者に賞金各10万円が贈られた。

 グランプリに輝いた横浜在住の柳田さんは「作品テーマを考えるとき、自分にとって幸せなことを思い返し、今ある環境にある身近にあるものが幸せだと感じ、今回の作品『anthos』に取り組んだ。出品直前まで制作に費やし、なかなか思うような作品にはならなかったが、このような賞をいただけて大変うれしい」と喜びを語った。

 総評で天野さんは「審査員4人で検討し、作品の質で受賞作品を決定した。商業空間の中での公募展は随分制限があったと思うが、アーティストにとっていい機会になったと思う。ある種の制限で今回選ばれなかった作品も、別の文脈のコンペでは受賞したかも知れない。今後もいろいろなコンペに参加する際にこの経験を生かし、アーティストとして継続した活動を続けてほしい」とエールを送った。

 受賞作品は1月23日から1年間、「グランドオリエンタルみなとみらい」施設内のチャペル前ギャラリーに展示する。

 今野さんは「結婚式場の枠を超えた試みとして開催した、横浜発の『横浜アートコンペティション』。今後もブライダル施設の事業にとどまらず、アートを通じて幸せを発信し、未来の有望なアーティストが世界に羽ばたくきっかけを生み出せれば」と話している。

 「グランドオリエンタルみなとみらい」は昨年11月1日にオープン。同施設は、地上6階建て、敷地面積約4,000平方メートル、延床面積約7,900平方メートル。中庭の独立型チャペル(音楽堂)、テーマの異なる4つのバンケット、レストラン・カフェを備える。

 営業時間は、婚礼(土曜・日曜・祝日)=9時~19時、水曜~金曜=12時~20時。月曜・火曜定休(祝日の場合は営業)。

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