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吉田町のライブラリーカフェでドキュメンタリー演劇-伊勢佐木町の歴史たどる

劇団「空(UTSUBO)」公演の様子

劇団「空(UTSUBO)」公演の様子

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 建築事務所1階のライブラリーカフェ「Archiship Library&Cafe」(横浜市中区吉田町4)で8月30日から、劇団「空(UTSUBO)」による演劇公演「横浜とヨコハマと横濱とYokohama その1 ~伊勢佐木町編」が行われる。

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 「空(UTSUBO)」は、日本人、イギリス人、フランス人、アメリカ人、ガンビア人、ポーランド人、中国人、韓国人、イラン人のメンバーが在籍する多国籍劇団。2008年10月に吉田町の路上や店舗で行われた演劇イベント「ラ・マレア横浜」の出演者とスタッフメンバーの一部で2009年1月に旗揚げし、「渋谷」にゆかりのある高齢者数十人にインタビューして制作した「ワラ」など、地域に根ざしたドキュメンタリー作品を多言語で展開してきた。

 今回上演する作品「横浜とヨコハマと横濱とYokohama その1 ~伊勢佐木町編」は、イタロ・カルヴィーノの小説「見えない都市」を手がかりに、中華料理店や洋品店の店主、映画監督など伊勢佐木町にゆかりのある5人に行ったインタビューをもとに制作。日本人・韓国人・イギリス人・フランス人の4カ国の劇団員がモノローグ形式で街の歴史を語る。

 構成・演出は岸本佳子さん。出演は、谷戸亮太さん、ヘレン・ケニヨンさん、松澤輝朝さん、ジャン=フィリップ・マルタンさん、林亮佑さんほか。

 岸本さんは「伊勢佐木町の街の変化を、個人の記憶を通してたどる作品。教科書に載らない、拾い上げていかないと消えていく記憶を拾いあげたい」と話している。

 上演時間は8月30日=20時~、31日・9月1日=14時~・18時~(1時間前開場)。チケットは前売2,000円、当日2,300円。予約・問い合わせは劇団ホームページからメールまたは電話。

 10月には同会場で第2弾「元町編」、11月には第3弾(地域は未定)が予定されている。

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