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関内で「大船渡津波伝承館」建設応援ライブ-プロアマ4組が出演

津波伝承館建設応援で演奏するAreareaのライブの様子(2013年2月17日)

津波伝承館建設応援で演奏するAreareaのライブの様子(2013年2月17日)

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 関内で6月1日、東日本大震災による津波被害を後世に伝える「大船渡津波伝承館」(岩手県大船渡市)の建設費を集める「大船渡津波伝承館建設応援ライブVol.4」が開催される。

金沢区在住の小中学生の姉弟ジャズユニット「サファリパークDuo」

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 「大船渡津波伝承館」は、東北銘菓「かもめの玉子」で知られる「さいとう製菓」(岩手県大船渡市)と地元の企業らが、津波で被災した沿岸部に建設を計画しており、被災を免れたさいとう製菓工場のホールに今年3月11日に仮オープンした。津波来襲時の映像や津波前後の写真などを展示するほか、地元住民が津波の被災経験の「語り部」となり、避難時の状況や助かった理由、来館者へのメッセージなどを伝えている。

 支援ライブを企画したのは、横浜市港北区在住の鈴木光さんら市民有志。震災前から防災講座やワークショップ運営に携わってきた鈴木さんは、震災後には、土木学会地震工学委員会の調査団やボランティアとして何度も東北に足を運んできた。

 サックス奏者でもある鈴木さんは2012年5月、所属するジャズバンド「横濱サクソフォニスト(濱サク)」のメンバーとともに、津波に遭ったジャズ喫茶「h.イマジン」(大船渡市)と「ジャズタイムジョニー」(陸前高田市)でのライブツアーを企画開催したほか、「大船渡津波伝承館」の本格的な施設を建設するための応援ライブを、野毛のジャズ喫茶「ちぐさ」、「さくらWORKS<関内>」、「横浜ワールドポーターズ」で行ってきた。

 ライブには「濱サク」のほか、被災地支援活動を続けるボーカルとピアノのユニット「Arearea(アレアレア)」、弦楽器「チャップマンスティック」プレイヤーの山路善広さん、横浜市金沢区在住の小中学生の姉弟ジャズユニット「サファリパークDuo」の4組が出演する。

 今回のライブについて鈴木さんは「津波伝承館の趣旨や意義に共感して応援ライブを聴きにきてくださる多くの方々が、横浜から被災地の復興を願う私たちの励みにもなっています。これからも、音楽を通じて継続的に伝承館や東北の被災地を応援していきたい」と話している。

 会場はさくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3)。ライブは14時開演(13時30分開場)。入場料1,500円。入場料とは別に「大船渡津波伝承館」の建設カンパを受け付ける。また、振込による寄付も募っている。振込先は一般社団法人大船渡津波博物館(東北銀行大船渡支店 普通5000417、郵便局 0225-8-119205)。

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