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KAATで「加藤みや子ダンススペース」の新作ダンス公演

加藤みや子ダンススペース2013新作ダンス公演「Voice from Monochrome」より

加藤みや子ダンススペース2013新作ダンス公演「Voice from Monochrome」より

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 KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で3月30日と31日、加藤みや子ダンススペースの2013新作ダンス公演「Voice from Monochrome」が行われる。

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 加藤みや子ダンススペースは、芸術監督で舞踊家の加藤みや子さんが主宰するダンスカンパニー。アネックス仙川ファクトリー(東京都調布市)を拠点に、ヨーロッパやアメリカ、ブラジルなど国内外で多くの作品を発表。現代ダンス作品のほか、音楽家やアーティストとのコラボレーション作品、海外ダンサーとの交流や新しい公演形式の展開に挑戦している。

 今回の新作公演には、10代から80代までの舞踏家、中堅若手ダンサー、音楽家、アーティストなどが結集。東日本大震災にそれぞれの瞬間と太古に呼応する生命体と「声」を重ね、人間のカラダ、意識の底でうごめく感情や記憶をダンスと融合させて表現する。

 演出・構成・振付は加藤さん、美術は福島出身いわき市在住の現代美術家・山本伸樹さんが担当。舞踊家・石井漠の直弟子で、80歳を過ぎた現在も愛・平和への祈りをこめて踊る石井かほるさん、舞踏家・大野一雄の高弟の武内靖彦さんが特別出演する。音楽は、現代音楽を代表する作曲家スティーヴ・ライヒが作曲した楽曲を中心に、パーカッショニストの加藤訓子さんが演奏する。

 加藤さんは「独特な光を放つ中堅若手ダンサーや、アクター達総勢34人が、時にハンドクラッピングで、時に自ら紡ぎだしたカラダコトバ=『声』を発し躍動、有機的に群舞し、3つの基点に交差していく。海の気配が感じられる横浜で、意欲的なダンス・プロジェクトの創作初演にお立ち会い頂ければ」と話している。

 会場はKAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ。チケットは一般=前売4,000円・当日4,500円、学生=前売3,000円・当日3,500円。問い合わせはアネックス仙台ファクトリー(TEL 03-3309-7200)ほか。公演スケジュールなど詳細はホームページで。

 加藤さんは、幼少より、森嘉子、藤井公・利子に師事。1977年に文化庁派遣研修より帰国後、加藤みや子ダンススペースを設立。振付家・ソロダンサーとして多くの先鋭的な作品を発表する傍ら、アートフェスティバル「HOT HEAD WORKS」の総合ディレクターとしても活動。<ダンス=人間史>対談シリーズやシンポジウムを展開している。主な受賞に、第1位文部大臣賞や舞踊批評家協会賞、江口隆哉賞、ニムラ舞踊賞など。

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