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キリンビール横浜工場敷地内に「ビオトープ」-エコツアーも

「自然の恵みを感じるツアー」の様子(写真左は、キリン横浜ビアビレッジ ブルワリーツアーガイドの井上李里子さん)

「自然の恵みを感じるツアー」の様子(写真左は、キリン横浜ビアビレッジ ブルワリーツアーガイドの井上李里子さん)

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 キリンビール(東京都中央区)は、生物多様性保全を目的にキリンビール横浜工場敷地内の緑地を整備し、8月3日に「ビオトープ」をオープンした。

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 キリンビール横浜工場では、2011年4月に策定された生物多様性横浜行動計画「ヨコハマbプラン」の取り組みに賛同し、NPO法人鶴見川流域ネットワーキングと連携して池のビオトープと植生(緑)のビオトープを整備してきた。

 同工場の敷地面積は、横浜スタジアムの約7.2倍に相当する19万平方メートル。今回公開するビオトープは1万8,300平方メートルで、緑地整備の総工費は1,885万円。ビオトープのある敷地内には自由に入ることができる。

 池のビオトープは、環境省指定の絶滅危惧種「ホトケドジョウ」を保全する「池下手」、メダカやモツゴが生息する「池中間地」、横浜に生息していた在来の野生メダカ「ヨコハマメダカ」を保全する「池上手」の3区画。また、緑のビオトープは、地域を移動する大型のチョウ類のために蜜を吸う花木と、幼虫のエサとなる植物を中心に配置している。今後は、ビオトープに、クロスジギンヤンマ、シオカラトンボなどのトンボ類の繁殖訪問、メジロやカワセミなどの訪問が期待できるという。

 8月3日に行われたキリンビール横浜工場「ビオトープ落成記念式」には、NPO法人鶴見川流域ネットワーキング代表理事で慶応義塾大学教授の岸由二さん、キリンビール横浜工場 副工場長の清水岳さん、横浜市環境創造局みどりアップ推進担当理事の小山義訓さんらが出席。新しくなった庭園やビオトープが地域団体や報道陣に公開された。

 キリンビールはビオトープのオープンを記念し、8月5日から毎週日曜に、キリン横浜ビアビレッジ(横浜市鶴見区生麦1)の敷地内で、ビオトープをとりまく生物の多様性を体験する「自然の恵みを感じるツアー」をスタートする。ツアーでは、ビール工場見学の後に、整備した庭園、池と緑のビオトープをまわり、ビールを試飲することができる。ツアーは11時20分~12時45分の85分間。定員は各日、小学生以上20人。予約・問い合わせはキリン横浜ビアビレッジ(TEL 045-503-8250)まで。

 落成記念式では、岸さんが生物多様性に関する講演会を実施。「生物多様性とは、分かりやすくいうと『地球上の生きものたちのにぎわい』を応援することです。キリンビールは、地域における生物多様性貢献と敷地内エコツアーを組み合わせた新たな環境戦略をスタートした。ビオトープはこれから3~6年で育ち、見違える光景になるはず。キリンビール横浜工場の生物多様性貢献が、地域・流域の生物多様性保全回復努力につながるだろう」と期待を寄せた。

 キリン横浜ビアビレッジ ブルワリーツアーガイドの井上李里子さんは、「夏は春に次いで花の多い季節。庭園の小道散策では、明治時代に西洋からきた植物など四季折々の花がたのしめます。子どもたちが自然に触れる機会になれば」と話している。

 キリンビール横浜工場は、横浜市が2009年からスタートした「横浜みどりアップ計画(新規・拡充政策)」の「地域緑のまちづくり事業」に連携して取り組んでいる。CO2排出量削減や3Rの徹底によるゼロエミッションを進めているほか、地球環境と共生するさまざまな地球環境保全活動を推進し、2011年度横浜市「横浜環境活動賞企業部門大賞」を受賞。

 今後も横浜市やNPOと連携して生物多様性地域連携活動を推進し、横浜の環境改善と活性化に協力し、地域環境との共生をさらに進めていくとしている。

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