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nitehi worksでトニー・タニウチさん写真展-イスラムの民族の記憶

© TONY TANIUCHI

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 若葉町の古ビルを再生したオープンスペース兼カフェ「nitehi works」(横浜市中区若葉町3)で、写真家トニー・タニウチさんの「TONY TANIUCHI 写真展 - LINEAGE」が開催されている。

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 同展では、中国の最西端、新疆(しんきょう)ウイグル自治区を何度も訪れたトニーさんが撮影した写真37枚と映像作品を紹介する。

 トニーさんは今回の展示について、「新疆ウイグル自治区は、多くの資源を持ちながら、中国沿岸部との経済格差や差別など、数多くの問題を抱えている。この作品群は、中国という大国に飲み込まれたイスラムの民族の記憶」と語る。

 会場となるnitehi worksは、アートユニット「似て非Works」が築45年の銀行仕様のビルをリノベーションしたオープンスペース兼カフェ。トニーさんは当初、小さな映画館での映像主体の展示を考えていたが、nitehi worksの独特の空間にひかれ、壁面や元金庫室を使った写真展示を企画した。

 「この街のロケーションやコスモポリタンな雰囲気も気に入っています。また、住民にも自由や文化を感じた」。写真のトーンが窓の外の風景と合わないこと、また、冬のウイグルのイメージを演出するために、窓際に白いカーテンを施し、柔らかい光で会場全体を覆ったという。

 会場では、トニーさんの写真集「LINEAGE」(30,000円)を販売。インクに人間のDNAを閉じ込めて印刷する技術を用いて、撮影したウイグル人本人のDNAが刷り込まれた「DNA印刷」による写真も収められている。

 7月16日には、フランス・パリ在住の仲野麻紀さんとYann PITTARDさんらによる即興音楽ユニット「Ky」による演奏と写真のコラボレーション映像作品を投影し、トニーさんが同展への思いを語るトークイベントも行われる。トークでは、東日本大震災後に福島原発周辺20キロ圏内で撮影した写真など、新疆ウイグル自治区以外の作品も紹介する予定。

 会場はnitehi works1階・2階。開催時間は17時~22時(土曜・日曜は15時~22時)。入場無料。7月16日まで。

 トニーさんは、北海道出身で東京工芸大学写真工学科を卒業。大学卒業後にアジア、ヨーッロパを放浪し、その後、雑誌や広告、ファッションカタログ、CDジャケットなどを手掛ける。2010年にInternational photography Awardsで、「GENERAL NEWS PRO」「CULTURE PRO」2部門でHONORABLE MENTION受賞。2011年にPX3 2011 COMPETITIONで「HONORABLE MENTION」を受賞している。

 nitehi worksは、アートユニット「似て非Works」がリノベーションしたオープンスペース兼カフェで6月に1周年を迎えた。これまでアーティストやクリエーターによる人とまちをつなげるアートワークプロジェクトなどを展開してきた。1階(97平方メートル)と2階スペース(50.6平方メートル)などを利用した自主企画のイベントや展覧会、公演、パーティーなどのレンタルも行っている。

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