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自在関内オフィスで「吉本伊織展」-横浜の日常風景を墨で描く

自在関内オフィスで「吉本伊織展」-横浜の日常風景を墨で描く

作品を前にする吉本伊織さん

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 自在関内オフィス(横浜市中区相生町3)で6月13日から、「吉本伊織展」が開催されている。

 吉本伊織さんは、横浜と千葉で創作活動をしている現代美術作家。同展では、中華街や地蔵坂、マリンタワー、打越橋などを、墨とアクリルで描いた新作10作品を展示。独特な視点で切り取った風景は、夕暮れ時を思わせるようなモノクロの世界を表現している。

 吉本さんは、長野県上田市の「旧西塩田小学校」や秋田県秋田市の「ココラボラトリー」などのアートスペースでの製作・展示や、劇団「わらび座」や「劇団四季」などの舞台美術の製作のほか、横浜の古い建築物のリノベーションなどを手掛けてきた。昨年、第46回神奈川県美術展で「県立近代美術館賞」(平面・立体部門)を受賞している。

 会場の「自在関内オフィス」は今年2月に、子育て支援や青少年自立支援に取り組むNPO法人シャーロックホームズ(西区南軽井沢18)代表の今井嘉江さんが開設したアートスペース。関内桜通り沿いの「泰生ビル」の一室を、横浜で活動するデザインユニット「NOGAN(ノガン)」などのアーティストたちと共に改装した。広さは47平方メートル。シンプルであたたかみのある内装に仕上げられている。室内のふすま絵も吉本さんの作品。現在、アート作品の展示などに無料で貸し出しを行っている(要相談)。

 「こっちはほとんど趣味ですね。以前からアートイベントに青少年が参加・協力できる環境作りを行っています。今後もさまざまな分野のさまざまな年代のアーティストたちが『出会える場』として、ときには『ひといき』つける場として存在できたらと願っています」と今井さん。

 吉本さんは「今回、今井さんから依頼を受けて、ポストカード的に横浜らしい風景ではなく、日常のワンシーンを心象風景のように描きました。光沢のある塗料を使用したので、見る角度によって変化があるかと思います。ゆっくり楽しんでください」と話す。

 公開時間は12時~19時。入場無料。19日まで。

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