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横浜市内でフランスの祭典「横浜フランス月間」がスタート

オープニングセレモニーではフランスのシャンソン歌手スブリームによる東北支援チャリティーコンサートが行われた

オープニングセレモニーではフランスのシャンソン歌手スブリームによる東北支援チャリティーコンサートが行われた

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 横浜市内で6月1日、「横浜フランス月間2011」が開幕した。

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 「横浜フランス月間」は、2005年より毎年開催されている日本で唯一のフランス文化の祭典。2010年から横浜日仏学院が全体のコーディネートを担当し、会期中は、市内の企業や美術館、アートスペースやレストランなどが協働で、フランスをテーマにした映画や映像アート、ガストロノミー、音楽やダンスなど約50の多彩なイベントを実施する。開催期間は6月1日から7月15日。

 6月1日は、ヨコハマ創造都市センター(中区本町6)でオープニングセレモニーが行われ、林文子横浜市長、ブノワ・ギデ在日フランス大使館文化参事官、レベッカ・リー横浜日仏学院院長らが出席し、共同開催宣言を行った。

 リー横浜日仏学院院長は開幕に向けて、「2011年の横浜フランス月間は、横浜市で活動するさまざまな団体や機関、劇場、レストラン、美術館、文化センターと連携した緊密なパートナーシップによる入念な取組みの結晶です。日仏の人々の連帯と友情が感じられるフランス月間をぜひお楽しみください」とあいさつ。また、林市長は「フランスは芸術文化の魅力にあふれた素晴らしい都市。私はフランスが大好きで過去に19回パリに行きました。今年の『横浜フランス月間』の開催によって、日仏友好がさらに深まることを期待しています」とフランス語を交えながら話した。

 式典後は、フランスのシャンソン歌手スブリームによる東北支援チャリティーコンサートが行われ、NPO法人「国境なき子どもたち(KnK)」(東京都新宿区)が被災地の映像を流しながら支援を呼び掛けた。

 プログラムは、横浜シティガイド協会によるガイドツアー「フランスのエポックメイキングを訪ねる」(6月5日・12日・19日・26日)、横浜人形の家で「ビスクドールとフランスファッションの世界」(6月1日~7月18日)、横浜野菜を使った特別コースを提供する「関内シェフズマルシェ」(6月12日、7月10日)、「横浜フランスアニメーション映画祭」(6月11日~17日)、ローヌ地方のワインを楽しむ「フランス・ワインセミナー」(6月17日)、「第5回ボルドー音楽祭」(7月2日~3日)ほか。

 フランス ダンス・イヤーにあたる今年は、4作品のコンテンポラリー・ダンス公演を企画しており、ヨーロッパで注目を集めているフランス人振付家 グザヴィエ・ル・ロワが初来日する。問合せは横浜日仏学院(TEL 045-201-1514)まで。

 フランス政府の公式機関「日仏学院」は語学学校、文化センター、情報発信基地の要素をもつ「日本の中のフランス」として、美術館やギャラリー、近隣のレストラン、大学などをパートナーに、展覧会や講演会、映画の上映、ワインセミナー、料理教室などさまざまなイベントを内外で開催。横浜日仏学院(中区尾上町5)の語学学校では、書籍・雑誌など約2,000点の所蔵資料をそろえ、20人の教師が60のクラスで授業を行っている。

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