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専門家らが「横浜駅周辺大改造計画」を検討-エキサイトよこはま22

第2回「エキサイトよこはま22」懇談会の様子

第2回「エキサイトよこはま22」懇談会の様子

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 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(横浜市西区北幸1)で5月31日、横浜駅周辺大改造計画「エキサイトよこはま22」の第2回懇談会が開催された。

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 「エキサイトよこはま22」は、横浜駅周辺の20年後のまちの将来像を見据えた「横浜の玄関口としてふさわしいまちづくり」の指針となる計画。学識経験者や地元協議会、鉄道事業者などとの議論を重ね、2009年12月に策定され、昨年度から計画実現に向けて具体的な検討を開始している。

 昨年6月に実施された第1回懇談会では懇談会の設置説明や座長、副座長の互選などについて話し合われた。

 今回はこれまでの検討結果や今年3月11日 に発生した東日本大震災を受けた「エキサイトよこはま22」での対応方針などを報告し、地元組織、鉄道事業者、まちづくり関係者などによる意見交換が行われた。

 報告されたインフラ基本計画には現在は地下で結ばれている東口と西口方面を駅ホーム上空の2階部分で直線に結ぶペデストリアンデッキの整備、駅前広場や待ち合わせ場所の整備、中央通路と横浜駅西口地下街「ザ・ダイヤモンド」の接続、各駐車場の接続や連携、路線バスの集約化やタクシーの分散配置、幹線道路の整備、河川の有効活用や沿岸の整備などの計画などが盛り込まれていた。

 ほかにも、「横浜シァル」と「横浜エクセルホテル東急」の跡地に今年着工となる高さ約195メートルの新しい横浜駅西口駅ビルや、それに伴う大型駐車場の整備、CO2抑制ルールの検討、震災における津波対策や被災者対応などが計画されている。横浜駅西口の高層ビルは、2011年度に着工し、2019年度に完成する予定。

 横浜市・小松崎隆副市長は「この1年間、横浜駅ビル計画の具体化、都市再生機構の改正、東日本大震災など、この構想にまつわる大変大きな出来事が重なった。震災で、今後の横浜の都市づくりについての問題点が浮き彫りになった。液状化、津波、帰宅困難者への対応のほか、まだ耐震基準を満たしていない建物もたくさん残っている。震災をふまえて新たに計画に反映させていかなければならない」と話した。

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