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nitehi worksで女優の渡辺梓さんがひとり芝居「蓮華化生」

女優の渡辺梓さん(劇団 無名塾所属)

女優の渡辺梓さん(劇団 無名塾所属)

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 若葉町の古ビルを既存再生したオープンスペース兼カフェ「nitehi works」(横浜市中区若葉町3)で4月20日より、劇団・無名塾に所属する女優の渡辺梓さんによるひとり芝居「蓮華化生 ~れんげけしょう~」が行われる。

 渡辺さんは静岡県出身、横浜市在住。1987年に仲代達矢主宰の「無名塾」に入塾後、1989年にNHK朝の連続テレビ小説「和っこの金メダル」で主役を務め、その後も、舞台「キーン」(1999年)、映画「どら平太」(2000年)・「筆子その愛」(2007年)、舞台「マクベス」(2009年)・「欲望という名の電車」(2010年)など、無名塾の公演、座付作者・井上ひさし「こまつ座」作品への客演など、舞台やドラマを中心とした活動を続けている。

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 蓮華化生とは、極楽浄土の蓮華(れんげ)の中に化生するという意味。今回のひとり芝居「蓮華化生」では、渡辺さん演じる襤褸(ぼろ)に身を包んだ女がひとり、名も知れぬ「おまえ」に向かって語りかける。女は、明治維新を迎える頃、遥か遠い北辺の地に生まれたこと。とある事情により、その北の地を去らねばならなかったことなど、自分の生い立ちを話し始め、闇に閉ざされた彼女の人生が、その深い淵から仄か(ほのか)に浮かび上がってくる。

 製作はアートユニット「似て非works」。現代美術作家で似て非works代表の稲吉稔さんが美術を手掛ける。

 渡辺さんは「古ビルの1室で初めてのひとり芝居に挑みます。室内に組んだ特設の舞台、目の前で繰り広げられる芝居、さらには協力いただく名だたるスタッフの面々。大好きな空間で1時間15分を生き抜きたい」と語り、「今後もnitehi worksでは、アートを通じて元気、活力に結びつくようなイベントを開催し、微力ながら復興のお役に立てればと考えています」とも。

 同施設では、美術作家・深堀隆介さんの展覧会「非なる緋」を同時開催しており、会期中は金魚絵師による「金魚」をテーマにしたさまざまな作品を鑑賞することができる(4月25日まで。19日は休館)。また、1階カフェでは、ゲストシェフによる特別メニューや金魚にちなんだ赤いカクテルやビールも提供している。

 会場はnitehi works3階特設会場。入場料は前売3,000円、当日券3,500円。公演は4月20日から25日(23日は2公演)。予約・詳細はホームページで。

 アートユニット「似て非Works」は昨年6月より、築45年の銀行仕様のビルをコンバージョンした空間を生かして、アーティストやクリエーターによる人とまちをつなげるアートワークプロジェクトを展開してきた。1階のカフェと91平方メートルの2階スペースを利用した自主企画のイベントや展覧会、公演、パーティーなどのレンタルも行っている。同施設のオープン=平日17時~、土曜・日曜・祝祭日15時~。クローズ=22時(金曜・土曜23時)。

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