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みなとみらいホールでオルガンコンサート-被災地に祈りを

アメリカのC.B.フィスク社製「パイプオルガン」は「光」を意味する「ルーシー」という愛称で親しまれている

アメリカのC.B.フィスク社製「パイプオルガン」は「光」を意味する「ルーシー」という愛称で親しまれている

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 横浜みなとみらいホール(横浜市西区みなとみらい2)で3月23日、コンサート「東日本大地震 被災地に心をよせて~オルガン音楽とともに~」が開催される。

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 同ホールでは3月23日に、1ドルもしくは100円(米ドル以外のドル、硬貨でも可能)で気軽にクラシック音楽にふれられるオルガン・1ドルコンサートを予定していたが、出演予定のオルガニスト渋澤久美さんが、現在、岩手県の盛岡市民文化ホールで働いているため中止になった。

 渋澤さんは11日の地震発生より、避難所(盛岡市民文化ホール)で被災者や避難してきた人々のために働いている。同コンサートでは、横浜みなとみらいホールオルガニストインターンシップ修了生で構成される「Yokohama Lucys(ヨコハマ ルーシーズ)」の有志らが、被災地に向けてオルガン演奏で祈りを捧げる。

 参加オルガニストは、浅尾直子さん、浅井美紀さん、春日朋子さん、小島弥寧子さん、小清水桃子さん、猿渡友佳さん、野田美香さん、三浦はつみさん、柳澤文子さんの9人。

 当日は、オルガニスト有志らが、被災地を思い選曲した楽曲やバッハのオルガン作品を演奏する予定。終演時に被災地支援に向けた義援金募金箱が設置される。

 同ホールオルガニストインターシップ修了第1期生である渋澤さんは、今回のコンサートの開催を知り、「有志のみなさまが代わりに演奏してくれることに感謝している」と語ったという。

 同ホールの舞台正面には、アメリカのC.B.フィスク社製「パイプオルガン」が設置されており、「光」を意味する「ルーシー」という愛称で親しまれている。明るい音色を奏でるオルガンで、カモメや船の帆など横浜にちなんだモチーフが各所に施されている。

 横浜みなとみらいホールは「地震で被災された皆さま、ご家族、ならびにご関係者の皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。今回のコンサートには『自分達にも出来ることを』との思いで、オルガニスト有志らが集まります。被災地に向けてともに祈りを捧げられたら」と話している。

 会場は横浜みなとみらいホール 大ホール。11時30分開場、12時開演、13時頃終演。入場無料。定員は先着2,020人(事前申込不要)。問合せは横浜みなとみらいホールチケットセンター(TEL 045-682-2000)まで。

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