横浜市で「計画停電」実施-交通機関の乱れや医療機関への影響も

「計画停電」により根岸線が始発より運休。シャッターが降りたJR関内駅

「計画停電」により根岸線が始発より運休。シャッターが降りたJR関内駅

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 東京電力は3月14日より、「東北地方太平洋沖地震」(マグニチュード9.0)で複数の発電所が機能を停止したことによる電力供給量低下にともない「計画停電」を実施する。

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 今回の地震により福島県の福島第一・第二原子力発電所をはじめ、発電所や流通設備などが大きな被害を受けており、電力供給の不足に対応するため、関東地方の1都8県を5つのエリア(第1グループ~第5グループ)に分け、エリアごとに3時間ずつ停電を行っていく。

 停電エリアは栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県。

 横浜市では、青葉区、旭区、泉区、磯子区、神奈川区、金沢区、港南区、港北区、栄区、瀬谷区、都筑区、鶴見区、戸塚区、中区、保土ケ谷区、緑区、南区が対象区域。地域を5つのグループに分けて、3時間の停電を実施する。当日の需給状況によっては、予定時間以外の停電もあるとのこと。

 横浜市災害対策本部長を務める林文子横浜市長は横浜市の公式WEBサイトで、「横浜市についても計画停電を行う旨、東京電力から発表がありました。一回につき約3時間、地域によっては一日1~2回になるとのことです。また、この状況はしばらく続くとのことです。この停電により、市民生活、とりわけご高齢の方や障害のある方等におかれましては、大きな影響があると思います。公共交通機関の乱れや医療機関への影響、場所によっては断水なども予想されます。市民の皆様には、是非、それぞれのお立場で備えと対応をお願いいたします。横浜市も最大限の努力をし、全力で取り組んでまいります」とコメントしている。

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