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関内・水町通りの「インペリアルビル」が歴史的建造物に認定

横浜市歴史的建造物に認定されたインペリアルビルの外観。建設当初は1階にレストランもあった。

横浜市歴史的建造物に認定されたインペリアルビルの外観。建設当初は1階にレストランもあった。

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 横浜市は2月24日、山下公園の一本南側を通る水町通りの商業ビル「インペリアルビル」(横浜市中区山下町25)を横浜市歴史的建造物に認定した。

 インペリアルビルは1930年に外国人向けのアパートメントホテル(長期滞在型の宿泊施設)として建てられた建築物。鉄筋コンクリート造りの5階建て、延床面積は約890平方メートル。昭和初期に横浜で活躍した建築家・川崎鉄三が設計した。施工主は白井工務店。

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 当時最先端のスタイルを試みたモダニズム建築(近代主義建築)のビルとして、建築史的、技術史的価値が評価された。モダニズム建築は機能性・合理性を重視した建築様式で、同ビル正面に多用されるガラスや直線的なデザインが特徴。

 今回、海外との貿易で発展した横浜の歴史を示すとともに、関東大震災後の旧外国人居留地の景観を残す建物としての希少性が認められ認定された。同ビルは現在、オフィスとして利用されており、歴史的建造物に認定されたことにより、保全改修の際に市の助成を受けることができる。

 横浜市都市整備局都市デザイン室の長谷川正英さんは、「所有者の方のご理解とご協力をいただき、今回の認定となりました。当時最先端のモダンなデザインの建物で、昭和初期に活躍した川崎鉄三の設計による建物としては初めての認定となります」と話す。

 横浜市は「歴史を生かしたまちづくり要綱」に基づき、1988年より歴史的建造物の認定を行い、市の歴史的景観の保全を図っている。認定数はインペリアルビルで80件目となる。

 また、横浜歴史資産調査会は、横浜市都市整備局都市デザイン室らの協力により『「都市の記憶 横浜の主要歴史的建造物」第5版』を3月1日に発行した。同誌は、横浜の景観をつくる近代建築、西洋館、社寺、古民家などを写真とともに解説。第5版では、2007年の改訂以降に指定、認定された文化財、建造物や土木遺産などを新たに収録した。価格は600円。市内の書店や文化施設、市役所などで販売している。

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