大さん橋で「横浜WATERフォーラム」-海外水ビジネスがテーマ

公民連携による海外水ビジネス展開の最新動向がテーマ

公民連携による海外水ビジネス展開の最新動向がテーマ

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 横浜港大さん橋国際客船ターミナル内の大さん橋ホール(横浜市中区海岸通1)で3月24日、「第1回横浜WATERフォーラム」が行われる。

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 同イベントは、公民連携による海外水ビジネス展開の最新動向の紹介をテーマに、横浜市の100%出資によって昨年7月に設立された新会社「横浜ウォーター」が主催する。横浜市と横浜ウォーターは、今後水需要が拡大する中東地域で最も大きな市場であるサウジアラビアで、公民連携による水事業の展開を推進している。

 当日は、経済産業省水ビジネス・国際インフラシステム推進室室長の三橋敏宏さん、国際協力機構(JICA)民間連携室室長の村田修さん、日本政策金融公庫国際協力銀行環境ビジネス支援室室長の本郷尚さんによる基調講演のほか、横浜市を含む5都市の水道事業体の先行事例紹介およびパネルディスカッション、民間企業の事例紹介などを予定。ディスカッションのコーディネーターと民間企業事例紹介のコメンテーターは、東京大学大学院・工学系研究科都市工学専攻の滝沢智教授が務める。

 フォーラムは昼食付で、昼休憩時には企業によるPR・マッチングも。フォーラム終了後には、交流会も開催する(会費制)。

 また、翌日の3月25日には、川井浄水場再整備事業等を視察する水道施設視察ツアーも予定。同浄水場は日本で初めて施設全体の更新と運営・管理をPFI方式で再整備しており、浄水場の膜ろ過施設としては国内最大規模となっている。

 横浜ウォーターのマネージャー・山岡秀一さんは「このフォーラムで海外水ビジネスの最新の動向を知って頂き、海外展開に通用するようないくつかの企業体形成のきっかけにすることができれば。水道事業においては、事業体と民間企業の方々が顔を合わせる機会がなかなかないため、こういった場を利用してぜひつながりを深めていただきたいと思います」と話す。

 開催時間は10時30分~17時20分。交流会は17時40分~19時。参加料は8,000円(昼食代含む)、交流会が5,000円、視察ツアーが2,000円で、交流会や視察ツアーのみの参加は不可。申し込みは横浜ウォーターのホームページから。

 横浜ウォーターは、横浜の水道事業の技術力やノウハウを生かして国内外の水道事業の課題解決に貢献し、新たな収益を確保して横浜市水道局の経営基盤を強化することをねらいとし、浄水場の運転管理や、水道技術に関する研修、海外における水道事業の展開などに取り組んでいる。

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