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大通り公園に「歌丸桜」を植樹-横浜橋通商店街80周年記念

桜植樹記念式典には横浜市立南吉田小学校の児童らも参加した

桜植樹記念式典には横浜市立南吉田小学校の児童らも参加した

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 関内大通り公園(横浜市中区弥生町3)に2月24日、横浜橋通商店街の創立80周年を記念した「枝垂桜(しだれざくら)」が植樹された。

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 今回の植樹は、創立80周年を迎えた横浜橋通商店街と、南区の花「さくら」の普及活動に取り組む南区さくら貯金振興会の協力により実現。

 植樹された枝垂桜は、福島県三原町にあり、国の天然記念物に指定されている日本三大桜のひとつ「三春滝桜(みはるたきざくら)」の子孫。樹齢1,000年以上といわれる古木で、開花期は4月中旬から下旬。桜は、横浜橋通商店街協同組合 名誉顧問を務める落語家の桂歌丸師匠にちなみ、「歌丸桜」と名付けられている。

 24日に行われた横浜橋通商店街さくら貯金 桜植樹記念式典には、歌丸師匠をはじめ、横浜橋通商店街関係者、横浜市立南吉田小学校の児童ら約100人が参加。歌丸師匠は「いつまでも元気に花を咲かせてくれるように、横浜橋通商店街とともに末永くかわいがっていただき、見守ってほしい」と挨拶した。

 関内大通り公園は、1978年9月に開園。公園がある土地は、江戸時代初めまで南北を山に囲まれた入り海だったが、幕府の新田開発奨励にこたえて1656年に吉田勘兵衛が埋め立てを行い、吉田新田と呼ばれるようになった。公園は全長1.2キロ、幅30~40メートルで、「石の広場」「水の広場」「サンク・ガーデン」「みどりの森」の4つの部分で構成。ヘンリー・ムーアやオーギュスト・ロダンなどの彫刻作品などが配置されている。園内は市民の憩いの場になっており、春には紅紫色一重で下向きに咲く「オカメザクラ」(開花期4月上旬)を楽しめる。

 横浜橋通商店街は、約350メートルのアーケードに食料品を中心とした衣料品や日用品など約140店舗が軒を連ねる商店街。同商店街を抜けた三吉橋通り商店街には「三吉演芸場」があり、桂歌丸一門会などの公演が行われている。

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