三溪園「鶴翔閣」でお正月イベント-バロック室内楽の演奏も

横浜市指定有形文化財「鶴翔閣」玄関部

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で2011年1月1日から3日間、恒例のお正月イベント「三溪園で過ごすお正月」が開催される。

 三溪園は2000年より、同園の創設者 原三溪が壮年期・晩年期の住まいとして建てた「鶴翔閣(かくしょうかく)」(横浜市指定有形文化財)を正月三が日限定で公開している。期間中は同施設の内部が自由に見学でき、建物の中で正月にちなんだ日替わりの催しが行われる。

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 鶴翔閣(1902建築)は、三溪が子供たちと暮らした延床面積約950平方メートルの近代和風建築で、その名称は鶴が飛翔(ひしょう)する姿を思わせる外観からとったと言われている。当時、横山大観や和辻哲郎など多くの文化人が出入りしていた。

 日替わりイベントの会場は鶴翔閣内 楽室棟。1日は筝曲演奏で、NPO増渕箏楽院の増渕陽子さんらが曲目「六段の調べ」「絹の道を」「春の都」「ゆくらゆくら」を披露。演奏後には、筝に触れられる時間が設けられる。

 2日は「庖丁式」。式台は「御幣の鯉」、出演は横浜萬屋心友会、演奏は興禅寺雅楽会。食材に手を触れずに箸と庖丁のみで魚や鳥をさばく伝統的な儀式が行われる。

 3日には、「バロック室内楽“バロック・フルートで楽しむバッハ親子”」を実施。アンサンブル山手バロッコが、バッハの「フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調」「チェンバロのための組曲 イ短調 BWV996」などを演奏する。

 園内の三溪記念館では、横浜市の国際的な総合写真イベント「フォト・ヨコハマ2011」の一環として、企画展「三溪園フォトコンテスト20年の軌跡」写真展を開催している(2011年3月15日まで)。

 三溪園保勝会事業課 広報担当の吉川利一さんは「日替わりの催しでは、毎回恒例となっている筝曲演奏や庖丁式のほかに年毎に新しい演目を加えています。今回はバロック室内楽の演奏ですが、和の庭園、和の建物の中で西洋の古楽器が奏でる音楽をお楽しみ下さい。初詣の後は、喧騒(けんそう)を避けてのんびり過ごせる三溪園にどうぞ」と話す。

 お正月イベントの開催時間は9時~16時。開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。入園料は大人500円、65歳以上300円、小学生200円。12月29日~31日の3日間は休園。

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