紅葉の三溪園で「仏堂建築」の重要文化財3棟公開-炉ばた茶会も

紅葉に包まれた横浜三溪園の様子

紅葉に包まれた横浜三溪園の様子

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で11月27日より、仏堂建築を紹介する「紅葉の古建築公開」が行われている。

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 今年は、同園の創始者 原三溪によって移築された「仏堂建築」というテーマのもと、歴史的建造物の重要文化財3棟「天授院(てんじゅいん)」(1651年築)、「旧天瑞寺寿塔覆堂(きゅうてんずいじじゅとうおおいどう)」(1591年築)、「旧東慶寺仏殿(きゅうとうけいじぶつでん)」(江戸時代初期)を公開。

 会期中は、聴秋閣沿いの渓谷遊歩道も開放され、モミジやカエデ、イチョウなどが鮮やかに色づいた園内で、古建築と散策を楽しむことができる。

 「天授院」は、鎌倉 建長寺付近にあった心平寺(廃寺)の地蔵堂であったと伝えられており、1916年に同園に移築。禅宗様(ぜんしゅうよう)を主体とする建築様式で、同園では原家の持仏堂とされていた。

 「旧天瑞寺寿塔覆堂」は、豊臣秀吉が母・大政所のために建てた寿塔(生前墓)を覆う建物。京都 大徳寺の塔頭・天瑞寺(廃寺)にあったが、1902年に同園に移築。極楽の空を舞う半女人半鳥の姿をした想像上の生物「迦陵頻迦(かりょうびんが)」や蓮の花の装飾が施されており、そりあがった屋根が特徴。

 「旧東慶寺仏殿」は、鎌倉 東慶寺にあった禅宗様の仏殿。1907年に同園に移築した縁切り寺・駆け込み寺として知られている。

 12月4日には、重要文化財建造物「旧矢箆原家住宅」で「三溪園ガイドボランティアによる炉ばた茶会」を開催。江戸時代後期に建てられた合掌造の民家の囲炉裏を囲み、初心者から楽しめる茶会を行う。開催時間は10時30分~12時30分/13時~15時。定員は各回80人(先着順)。料金は400円(菓子付き、入園料は別途必要)。

 三溪園の事業課 広報担当の吉川利一さんは「紅葉の古建築公開といえば、今まで聴秋閣と春草廬が定番となっていましたが、『他の建物の内部も公開してほしい』とのご要望を受けて、今年は新しいテーマで開催します。公開する3棟は、同じ仏堂建築とはいえ、元の所在地が鎌倉と京都。また、鎌倉時代以来の禅宗様を踏襲した建築、桃山・江戸時代に盛んに造られた霊廟建築など異なる点があります。紅葉の風情とともに、ぜひじっくりご堪能ください」と話す。

 公開時間は9時~16時45分(建物への入場は16時35分まで)。入園料は大人=500円、65歳以上=300円、小学生=200円。入園料で鑑賞できる。開催は12月12日まで。

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