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象の鼻パークに横浜開港150周年・たねまる記念碑-タイムカプセルも

象の鼻パークに設置される横浜開港150周年の記念碑には、開国博Y150マスコットキャラクター「たねまる」が(イメージ)

象の鼻パークに設置される横浜開港150周年の記念碑には、開国博Y150マスコットキャラクター「たねまる」が(イメージ)

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 横浜港発祥の地・象の鼻パーク(横浜市中区海岸通1)に、開国博Y150マスコットキャラクター「たねまる」を描いた横浜開港150周年の記念碑が設置される。

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 同記念碑は、2009年の横浜開港150周年の記念の年に「開国博Y150」を実施した証として、横浜の礎を築いた先人の業績への感謝と、これからの横浜の発展に願いを込めて建立される。設置予定は今年の12月頃。横浜青年会議所、横浜商工会議所、横浜開港150周年協会で構成される「横浜開港150周年記念碑設置協議会」が企画した。

 設置場所は、横浜開港150周年に合わせて再整備された象の鼻地区の「象の鼻パーク」。マスコットキャラクター「たねまる」を御影石で復元した記念碑(高さ1.2メートル、幅2.7メートル)が、象の鼻パークのAゾーン(=「開港の丘」)に建つ。

 記念碑の予算は約330万円。市民、企業、団体から得られる協賛金などをもとに設置される。横浜開港200周年に開封するタイムカプセルも設置される。

 横浜開港150周年記念碑設置協議会は、市民の夢や2059年の開港200周年の時期の横浜の姿を表現したものなど、タイムカプセルに収納する絵やメッセージを募集。作品は8つ切市販画用紙までの大きさで、横浜市民なら誰でも応募することができる。タイムカプセルに収納された作品は、2059年に開封し、展示する予定。募集は11月30日まで。問合せは横浜開港150周年協会(TEL 045-222-0150)まで。

 協賛金の募集対象は、横浜市民・企業・団体。協賛金は1口1万円(2口以上の申込みも受け付ける)。協賛者には感謝状を渡し、タイムカプセルの中に名簿と感謝文を入れる。問合せ先は横浜青年会議所事務局(TEL 045-671-7485)まで。

 横浜開港150周年協会 事務局次長の斉藤良展さんは「記念碑に設置されるタイムカプセルは、横浜開港200年へとつながる夢。収納された作品は2059年の開封後、最終的にご本人にお返しする予定です。ぜひ皆さんの夢をこのタイムカプセルにのせてほしい」と話す。

 象の鼻地区は1854年3月31日、ペリー提督が2度目の来日で初めて横浜に上陸した場所。横浜市が開港150周年を記念する象徴的な事業として「象の鼻地区」の再整備を計画し、小泉アトリエの建築家・小泉雅生さんが「横浜の歴史と未来をつなぐ象徴的な空間~時の港~」という理念のもと、同地区の設計を手掛けた。

 象の鼻パークの敷地内には、多目的レストハウス「象の鼻テラス」、野外ステージを併設した「開港の丘」、日本大通りから港を見渡せる「開港波止場」、横浜港が目の前に広がるビューポイント「象の鼻防波堤」、昼はモニュメント、夜は夜景を演出する「スクリーンパネル」を設置。工事中に発見された明治時代の貨物線の軌道を変えるターンテーブルの遺構や開港初期の石積み防波堤の跡などを見ることができる。

 「象の鼻地区」は、大さん橋国際客船ターミナルのつけねからのびる防波堤の周辺地区で、みなとみらい21地区から山下公園を結ぶ水際線と日本大通りや大さん橋との接点となるエリア。面積は約4ヘクタール。防波堤を上から見ると象の鼻に似ていることから名付けられた。

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