横浜市長公舎を初めて一般公開「市長公舎OPEN!」-レクチャーも

初めて一般公開される1927年建造の「横浜市長公舎」

初めて一般公開される1927年建造の「横浜市長公舎」

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 横浜市長公舎を限定公開する「市長公舎OPEN!」(横浜市西区老松町2)が、11月3日に開催される。

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 同企画は、横浜のアート・文化・歴史・食など200以上のさまざまな文化イベントを「まち歩き」で楽しむ、「文化芸術創造都市/クリエイティブシティ・ヨコハマ」の秋のプロモーション事業「INVITATION to OPEN YOKOHAMA 2010 -くわしくはヨコハマの街で-」の一環。

 今回初めて、歴史的建造物である市長公舎の建物1階部分と庭園を一般に公開する。

 1階では、集会室や応接室、食堂を見学でき、集会室では横浜在住の写真家・森日出夫さんによるスライドショー「横浜の記憶」を紹介する。当日は横浜市長公舎の昔を語る写真や横浜の古写真を流す予定。

 当日は12時より、「-都市の記憶・これからの横浜-」と題したショートレクチャーとディスカッションを実施。パネリストとして、横浜国立大学大学院教授の吉田鋼市さん(横浜歴史資産調査会副会長)、近澤レース店代表取締役社長の近澤弘明さん(横浜中法人会会長)、写真家の森さんが登場し、歴史を振り返りながらこれからの横浜について語る。会場は集会室。定員60人。開催時間は12時~13時頃。

 横浜市長公舎は1927年5月、洋館と日本家屋からなる「市長住居用市有家屋」として建設。洋館の外観は帝国ホテルの建設で知られるアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトのデザインにならっている。1988年に老朽化した日本家屋部分を建て替え、新たに集会室を設置した。建築面積は洋館約480平方メートル、集会室約520平方メートル。

 APEC・創造都市事業本部創造都市推進課の西村友宏さんは「市長公舎OPEN!は、9月10日から開催している『INVITATION to OPEN YOKOHAMA 2010』の最終日のイベントです。普段は見られない場所の限定公開ですので、フランク・ロイド・ライトのデザインをならった建物の造りを、内観、外観ともにお楽しみいただければと思います」と話す。

 開催時間は10時~16時。入場無料(予約不要)。雨天の場合、建物1階の公開とイベントは中止し、外部のみの公開。

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