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赤レンガ倉庫がユネスコ「アジア太平洋遺産賞」を受賞-国内初

「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」を受賞した横浜赤レンガ倉庫

「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」を受賞した横浜赤レンガ倉庫

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 2011年に創建100周年を迎える「横浜赤レンガ倉庫」(横浜市中区新港1)が、国内で初めて、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」の優秀賞を受賞した。

改修工事が始まる前の赤レンガ倉庫-透明屋根材が落ちている

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 「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」は2000年、アジア太平洋地域の文化遺産の保全・修復における民間または官民協力を推奨し、事業の成果を称えるために創設された賞。文化的建築物や庭園・橋など築50年以上の建造物、官民共同で保全・修復などの条件を満たすものが対象となり、賞は最優秀賞・優秀賞・功績賞・特別賞・革新に対する審査員賞の5種類。今年は14カ国から33件の応募があった。

 過去の受賞作品は、ゴールフォートホテル(スリランカ、2007年)、古都ヘラート(アフガニスタン、2008年)、サンギン・ダライ僧院(モンゴル、2009年)など。

 赤レンガ倉庫は1911年、国の模範倉庫として建設された歴史的建造物。正式名称は新港埠頭保税倉庫。2002年4月12日にリノベーションで文化・商業施設「横浜赤レンガ倉庫」としてリニューアルオープンした。

 再整備にあたっては、「みなとの賑わいと文化を創造する空間」をコンセプトに、商業施設の改修・運営を行う事業者を横浜市が募集し、その結果キリンビールを中心とした事業者が当選し、共同で再整備事業を行った。

 ユネスコは授賞理由を「横浜に愛されている赤レンガ倉庫は、9年にわたる入念で繊細な修復作業により、横浜市民が現代的なスタイルの複合施設を楽しみながら、自分たちのまちの産業遺産を顧みることのできる、活気に満ちた都市空間としてよみがえった。あらゆるレベルにおける官民の優れたパートナーシップにより、赤レンガ倉庫は横浜港湾地域における都市再生のきっかけとなった」と説明する。

 今回の受賞を受けて林文子横浜市長は、「この受賞は、横浜市が進めてきている官民のパートナーシップによるまちづくりを評価されているものであり、本当に誇らしくうれしい」とコメント。

 横浜市とともに事業を手がけている横浜赤レンガの坪井純子社長は、「多くの方の思いが結集して賞がいただけたことが一番誇らしい。また、100周年を迎えるタイミングで賞をいただけて非常にうれしい。横浜市の皆さんと一緒にお祝いしたい」と喜びを語った。

 「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」の授賞式典は、2011年に赤レンガ倉庫で行われる予定。

 横浜赤レンガ倉庫は地上3階建、延床面積17,163.49平方メートル。主な施設は、ホール(約400席)と多目的スペース(約200平方メートル×3室)などの文化施設をもつ1号館、50店舗の商業施設を備える2号館(1号館1階一部含む)。来場者は年間500万人。

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