森塾が横浜ベイエリアにたんぽぽの種をまく「タンポポアートワーク」

タンポポアートワークの様子

タンポポアートワークの様子

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 アーティストグループ「森塾」は5月5日、大量のたんぽぽの綿毛をまくワークショップ「タンポポアートワーク」を行う。

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 主催する「森塾」は塾長の三田村龍伸さんら4人のアーティストによるグループで、現在、中区海岸通にあるアートスポット「BankART studio NYK」に滞在しながら創作活動を行っている。

 「タンポポアートワーク」は、森塾メンバーが摘み取った大量のたんぽぽの綿毛を、参加者が街を散歩しながら自由にまいて歩くというもの。三田村さんは「森の中に美術館をおきたい。そのためにまず都市に森を増やしたい」と考えていたところ、綿毛をたくさん集めて、楽しみながら見慣れた風景の街に種をまく事で、その土地と今までとは違った関わり方ができるのではないかと思いつき、ワークショップを企画したという。

 当日は11時に、地下鉄みなとみらい線の元町・中華街駅から出発し、山下公園を経由してBankART Studio NYKまで約1時間かけて回る。希望者はお昼休憩後、BankART studio NYK3階の「森塾スタジオ」を見学し、解散する。

 三田村さんは「誰かに参加してほしいとか見せたいと一生懸命になる前に、まず自分が楽しいと思うこと。その気持ちをエネルギーに活動している。遊びとアートの関係性を大事にしたい。自分達の作品は子供のころのあそびが原点となっているのかもしれない。たんぽぽに触れるうちに、歩道整備のあり方を考えるようになったり、花びらの色の豊富さや、植物の生態系についても詳しくなった」と話す。

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