横浜みなと博物館で「帆船日本丸」写真展-名誉船長アルフィーのパネルも

帆船日本丸記念財団会長賞「総帆展帆」撮影:石川忠男

帆船日本丸記念財団会長賞「総帆展帆」撮影:石川忠男

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 帆船日本丸・横浜みなと博物館(横浜市西区みなとみらい2、TEL 045-221-0280)で、「帆船日本丸」の写真展が開催されている。

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 同展は、かつて「太平洋の白鳥」とよばれた「横浜の帆船日本丸」をテーマにした写真展。作品は2009年9月から11月まで募集したもので、帆船日本丸記念財団会長賞「総帆展帆」(石川忠男さん)、帆船日本丸船長賞「日本丸と飛行船」(塚本紀夫さん)、横浜みなと博物館館長賞「クリスタル・クリアー・エアー」(佐野毅さん)など。帆船日本丸の29枚すべての帆をひろげた迫力ある姿、夜明けやイルミネーションなどを記録した写真約250点とともに、帆船日本丸名誉船長であるJ-POPバンド「THE ALFEE(アルフィー)」のメッセージ入りパネルも展示する。

 1月11日(成人の日)、3月21日(春分の日)には、日本メモリアルパーク内の「帆船日本丸」で2009年度最後となる「満船飾(まんせんしょく)」が行われる。満船飾は、船でお祝いのときに国際信号旗(船の通信に使用する旗)を掲揚することをいい、日本丸では船首から各マストの頂を通して船尾までつづる。

 帆船日本丸記念財団・JTB共同事業体広報担当の島宗美知子さんは「皆さまからご応募いただいた作品はさまざまな角度・視点でとらえられた日本丸で、審査員の先生方もうなるほどの力作ぞろいです。総帆展帆の写真が一番多く、帆船日本丸記念財団会長賞にも選ばれました」と話す。

 帆船日本丸・横浜みなと博物館の共通券=高校生以上600円、小・中学生・65歳以上300円。小学生未満=無料。写真展のみの場合は、高校生以上200円、小・中学生・65歳以上100円。写真展は1月31日まで。

 帆船日本丸は全長97メートル、定員138人の元練習帆船で、みなとみらい地区入り口の旧横浜船渠第1号ドックに係留されている。1985年の開館より現状保存をしながら往時の活動を解説してきた。

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