横浜駅東口に環境対応型高層ビル「横浜ダイヤビルディング」が完成

環境対応型の超高層オフィスタワー「横浜ダイヤビルディング」(左奥)

環境対応型の超高層オフィスタワー「横浜ダイヤビルディング」(左奥)

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 三菱倉庫が横浜駅東口近くの同社所有地(横浜市神奈川区金港町1)に建設していた、環境対応型の超高層オフィスタワー「横浜ダイヤビルディング」が12月16日、完成した。

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 同ビルは地上31階、地下2階建て、高さ150メートル、敷地面積3,900平方メートル、延床面積約70,000平方メートルの複合施設。7~30階の中・高層部分を賃貸オフィス区画、3~6階低層部分を店舗区画とする。10~30階には、野村総合研究所(東京都千代田区)の「横浜みなと総合センター」が入居し、店舗区画は商業施設として隣接する「横浜ベイクォーター」と一体で運営し来年3月に開業を予定。

 同社は、同地区で「ヨコハマポートサイドA-3街区プロジェクト」として、2004年より2期に分けて開発を進めてきた。第1期計画として、2006年8月に75店舗が入居する商業施設「横浜ベイクォーター」完成。2007年3月、地上41階高さ約150メートルの分譲マンション「ナビューレ横浜タワーレジデンス」完成。第2期計画として「横浜ダイヤビルディング」が12月16日に完成し、一連の開発プロジェクトが完了した。

 同ビルは、横浜駅側の外壁面に日本最大級の建材一体型太陽光発電システムを導入し、太陽光追尾センサー付自動制御ブラインドによる日射調整機能をそなえるなど環境負荷低減に配慮する。エネルギー削減率(ERR)は約28%を達成し、横浜市による建物環境性能格付け「CASBEE横浜認証制度」で最高位の「Sランク」を取得。

 今月11日に開通した横浜駅きた東口とポートサイド地区とを結ぶ歩行者専用橋「ベイクォーターウォーク」を利用することで、横浜駅きた東口から同ビルへ直接アクセスできる。

 来年3月に開業を予定している低層部には、「横浜ベイクォーター」の増床部分として子育て世帯の女性をターゲットとする商業施設「横浜ベイクォーター ANNEX(アネックス)」が入居。3~6階の4フロアー、床面積4,100平方メートルの売り場スペースに、手作り愛好家向けの手芸用品・ホビー雑貨の「ユザワヤ」などの女性や子育て世帯向けの物販や飲食など約25店舗が出店する予定。

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