ヨコハマ映画祭の各賞決定-グランプリは「ディア・ドクター」5冠

今年2月に行われた「第30回ヨコハマ映画祭」表彰式

今年2月に行われた「第30回ヨコハマ映画祭」表彰式

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 ヨコハマ映画祭実行委員会は12月13日、映画ファンが主催する映画祭として知られる「第31回ヨコハマ映画祭」の開催に先駆け、2009年度の日本映画ベストテンと個人賞を発表した。

 グランプリは西川美和監督の「ディア・ドクター」。俳優の笑福亭鶴瓶さん初主演となる作品で、僻地医療の現実をモチーフに現代人の不安を鋭く描いた人間ドラマ。作品賞・脚本賞ほか、映画に出演した松重豊さんが助演男優賞、八千草薫さんが特別大賞に輝き、5冠を獲得した。2位は根岸吉太郎監督の「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」、3位は園子温監督の「愛のむきだし」。

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 以下、4位「のんちゃんのり弁」(緒方明監督)、5位「空気人形」(是枝裕和監督)、6位「風が強く吹いている」(大森寿美男監督)、7位「沈まぬ太陽」(若松節朗監督)、8位「サマーウォーズ」(細田守監督)、9位「斂岳 点の記」(木村大作監督)、10位「大阪ハムレット」(光石富士朗監督)と続く。

 「のんちゃんのり弁」が、監督賞と主演女優賞(小西真奈美さん)、助演男優賞(岡田義徳さん)の3冠を獲得。また、「風が強く吹いている」が新人監督賞と審査員特別賞の2部門を制覇した。

 表彰式と上映会は、来年2月7日に関内ホール(横浜市中区住吉町4)で開催される。当日は「ディア・ドクター」「のんちゃんのり弁」「風が強く吹いている」の3作品を上映するほか、各賞受賞者やゲストを招いた表彰式、最新作予告編上映を開催。入場料は前売り=2,500円、当日=2,800円。詳細は同映画祭サイトから。

 ヨコハマ映画祭実行委員長の北見秋満さんは「今年はどれもがベスト1と言えるほど、質の良い日本映画がそろいました。中でも西川美和監督の『ディア・ドクター』はオリジナル性が高く重厚な作品のため、群を抜いて『作品賞』に選ばれました。これからも『あしたはきっといい日になる』と希望が持てるような映画作品がたくさん生まれてほしい」と話す。

 今年で31回目を迎える同映画祭は、スポンサーや自治体からの支援を受けず、学生や会社員など日本映画ファンがボランティアで主催する映画祭。審査員を務めるのは映画評論家や映画ライターなどの映画関係者と一般映画ファンで、映画人と映画ファンの出会いの場となっている。今年2月に行われた第30回ヨコハマ映画祭には女優の小池栄子さんをはじめとする映画人と1,100人の映画ファンが訪れた。

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