「横浜のイベントをエコにするネットワーク」が設立総会

近沢弘明会長(中央)と副会長に就任した大川哲郎さんと嶋田昌子さん

近沢弘明会長(中央)と副会長に就任した大川哲郎さんと嶋田昌子さん

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 横浜で開催されるイベントを環境に優しいものにしようと、「横浜のイベントをエコにするネットワーク」が1月28日に発足し、横浜開港150周年協会(中区新港1)で設立総会が開かれた。

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 横浜中法人会、横浜市市民活動支援センター運営委員会、イベント創造プラットホーム運営委員会の3団体が呼びかけ、横浜開港150周年協会、横浜市資源循環公社、横浜市資源リサイクル事業協同組合、横浜開港祭実行委員会、横浜青年会議所などが参加。オブザーバーとして横浜市環境創造局と資源循環局も加わり、民と官が協力して、ごみの削減など環境に負荷がかからないイベント運営の仕組みなどを研究・提言し、市民や企業の実践につなげていく。

 今後、イベント主催者向けに、環境負荷低減のさまざまな手法などを記した「イベントエコマニュアル」作成に着手。5月ごろには、同マニュアルを公開する予定。また、さまざまなイベントの主催者と連携し、ごみの分別回収やリユース食器の利用、会場での環境啓発活動などのエコアクションの企画・運営を支援する。

 設立のきっかけは、同ネットワークの会長に就任した近沢弘明さんが会長を務める中法人会が、2005年の国際花火大会の翌日、会場に散乱するごみの清掃活動を実施したこと。この自主的な清掃活動に共感した横浜市市民活動支援センターが中心となり、翌2006年、神奈川新聞花火大会翌日の清掃活動「みなとみらいクリーン大作戦」を行った。

 また、横浜開港150周年に向けて設置されたイベント創造プラットホーム運営委員会も、横浜開港祭実行委員会などと連携して、エコボランティア養成講座の実施やイベント時のごみ分別回収などに取り組んできた。今回、「横浜のイベントは環境配慮型に」というメッセージをより広く、効果的に発信・連携しようと、それぞれの活動をつなげる「ネットワーク」が設立された。

 同ネットワークの近沢会長は、「緩やかなつながりだが、環境に負荷をかけないイベント実現に向け、関係団体の情報交換・共有を密にしていきたい。また、イベントでの実践を通じて、横浜市全体のゴミ削減を目指すという大きな目標を掲げる一方で、気軽にできることからスタートしたい」と述べている。

横浜のイベントをエコにするネットワーク(ハマっち!内コミュニティ)みなとみらいクリーン大作戦「横浜美里祭り」でエコボランティア募集-ゴミ分別を呼びかける(ヨコハマ経済新聞)横浜開港祭の環境対策でエコスタッフを募集-26日に養成講座も(ヨコハマ経済新聞)

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