東急主要駅に心停止救う機器設置-渋谷・横浜で先行導入

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東京急行電鉄(東京都渋谷区)は、2006年6月末までに東急線主要21駅にAED(自動体外式除細動器)を設置することを発表、東横線渋谷駅と横浜駅には4月6日に先行導入した。AEDとはAutomated External Defibrillatorの略で、心臓の心室が不規則にけいれんし、血液を送り出せなくなる「心室細動」が起きた場合に、電気ショックを与え、心臓のリズムを正常に戻すための機器。病院外で突然心停止する件数は全国で年間2~3万件程度と推定されている。生存率は処置が1分遅れるごとに7~10%低下し、迅速な救急活動が求められることから、2004年7月からAEDの使用が医師だけでなく一般にも認められ、空港、ホテル、スポーツ施設、駅などへの設置が進んでいる。同社は6月末までに、東急線全98駅のうち比較的乗降客数の多い主要21駅にAEDを設置するほか、不測の事態に備え、駅係員全員がAHA(アメリカ心臓学協会)インストラクターによる救命講習を受講する予定。設置駅は東横線渋谷駅、横浜駅、中目黒駅、自由が丘駅、田園調布駅、武蔵小杉駅、日吉駅、菊名駅、三軒茶屋駅、二子玉川駅、溝の口駅、鷺沼駅、あざみ野駅、青葉台駅、長津田駅、中央林間駅、目黒駅、旗の台駅、五反田駅、蒲田駅、大井町駅。
東急電鉄

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