横浜在住の映画監督で俳優の利重剛さんが脚本・監督のオリジナル長編映画「ラプソディ・ラプソディ」が、5月1日から公開される。
利重さんは1989(平成元)年に「ザジ ZAZIE」で劇映画監督デビューし、2001(平成3)年の「クロエ」では第51回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式招待。長編の監督作は「さよならドビュッシー」以来13年ぶり。
物語は、人付き合いを避けながら生きてきた主人公の夏野幹夫が、知らない間に籍を入れられていたことをきっかけに、人生が思いがけない方向へと動き出していく様を描いた、ユーモラスな人間ドラマ。ある日、パスポート更新のため役所を訪れた幹夫が何気なく受け取った戸籍謄本を見ると、身に覚えのない「続柄:妻」の文字があった。繁子という名の人が勝手に自分と籍を入れていたことを知り、繁子探しの日々が始まる。
主人公の幹夫役を演じるのは、「岸辺露伴は動かない」シリーズで主演、「シン・ウルトラマン」ではウルトラマンの声を演じた俳優の高橋一生さん。ヒロイン・繁子役を演じるのはNHK連続テレビ小説「まんぷく」で主人公の友人役を務めた呉城久美さん。芹澤興人さんや、池脇千鶴さんと共に、監督の利重自身も出演する。
映画は横浜市中区役所の協力を得て「オール横浜・中区ロケ」を掲げて制作。実在するレストランやカフェ、店舗などが劇中にそのまま登場する。プロデューサーには、映画「ヨコハマメリー」の監督として知られる中村高寛さん、スチル(写真)には横浜の写真家・森日出夫さんが名を連ねるなど、スタッフにも横浜にゆかりのある顔ぶれがそろう。
高橋さんは「全編横浜ロケでの撮影は、街の方々にもとても温かく受け入れていただいた。その空気も含めて、ぜひ劇場で、この時間を過ごしていただけたらうれしい」といい、利重さんは「映画館を出た後もまだ映画が続いているように感じる映画が大好き。街を眺めながら、あの主人公たちはその後どうしてるかなと想像してもらえるような作品を目指して作った」とコメントしている。
上映時間は106分。横浜では横浜ブルク13(横浜市中区桜木町1)、横浜シネマリン(中区長者町6)で公開予定。