横浜スタジアムがある横浜公園から横浜港方面へと続く日本大通り(横浜市中区日本大通)で現在、「SDGsイルミネーション2025」が開催されている。
日本大通りは、イギリスのスコットランド出身の土木技術者、R.H.ブラントンさんの設計で1870(明治3)年にほぼ完成、1875(明治8)年に命名、「日本で初めての西洋式街路」といわれる。
当初、通りの道幅は36メートルで、両側に3メートルの歩道、9メートルの植樹帯を備えていた。関東大震災の復興整備により幅員が削られたが、2002(平成14)年の再整備によって当初に近い幅員となった。イチョウ並木は横浜のシンボルとして2011(平成23)年に「景観重要樹木」に指定されている。
「SDGsイルミネーション」ではイチョウ並木をライトアップ、樹木周辺には、発光するトナカイの装飾を配置している。
12月21日の日中は通りに面した「Kosha33」で、「SDGsワークショップ」として「天然シーグラスを使った『水中アート作り』」を開催する。天然シーグラス専門店「A-glass」代表の松井亮祐さんが講師を務め、瓶の中にシーグラスやパーツを配置して、水を入れるとパーツが浮いて見えるアートを作る。
担当者は「日本大通りは歴史的建造物が多く並び、どこかタイムスリップした気分が味わえるのも魅力。『海の宝石』シーグラスは、海に流れ着いたガラスごみが波にもまれたもので「水中アート作り」はアップサイクルのワークショップ。当日は、シーグラスの物販コーナーもあるので。気軽に立ち寄って」と来場を呼び掛ける。
ワークショップの開催時間は10時30分~14時、参加無料、予約不要。イルミネーションは12月25日まで。横浜公園のクリスマスイベント「BALLPARK Xmas YOKOHAMA KANNAI 2025」と連携して実施している。